「話すことが苦手」乃木坂46高山一実 話題の「1万円選書」でオススメされた本は

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 4月23日に放送されたNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に、北海道で小さな書店を営む岩田徹さんが登場した。岩田さんは、予算1万円で客に合った本を選ぶ「1万円選書」という独自のサービスを行っている。「1万円選書」とは、応募者が「カルテ」と呼ばれる読者アンケート(年齢や家族構成、心に残っている20冊、人生で嬉しかったこと苦しかったことなど)に答えると、それに基づいたオススメの本を岩田さんが選んでくれるというものだ。全国から注文が殺到し、3000人待ちの状態だという。

 今回番組では、「コーナー企画」として、読書家と知られる乃木坂46の高山一実さんをゲストに迎え、岩田さんの1万円選書を体験した。
 アイドルになって7年になる高山さん。「大人数の人に向けて喋る仕事についてから、それだけが成長してない気がしていて。自分って年々つまんなくなってる。上手く喋れなくなってきている気がして、もどかしい」という悩みを抱えている高山さんに、中でも特に読んでもらいたい本として紹介されたのが、『しゃべれどもしゃべれども』。落語をテーマにした青春小説で、うだつの上がらない落語家が、話すことが苦手な男女と落語教室を始める物語だ。

「最近は話すことで悩むのがいやだから、あまり考えないようにしていたんです」という高山さんだが、本を読み終え、登場人物たちが「話す」ことについて考える姿に感銘をうけ、「(私も)考えて悩もうと思いました。悩んでいいよというアドバイスをくれた」と笑顔で語った。

■岩田徹さんが「1万円選書」で高山一実さんにオススメした13冊
『しゃべれどもしゃべれども』佐藤多佳子[著]新潮社
『大人になるまでに読みたい15歳の詩(2) いきる』和合亮一[編]ゆまに書房
『カーテンコール!』加納朋子[著]新潮社
『緑色のうさぎの話』道尾秀介[作]半崎信朗[絵]朝日出版社
『横道世之介』吉田修一[著]文藝春秋
『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉[著]河出書房新社
『始祖鳥記』飯嶋和一[著]小学館
『きみのためのバラ』池澤夏樹[著]新潮社
『この世でいちばん大事なカネの話』西原理恵子[著]角川書店
『キネマの神様』原田マハ[著]文藝春秋
『万寿子さんの庭』黒野伸一[著]小学館
『こっちへお入り』平安寿子[著]祥伝社
『勇者たちへの伝言 いつの日か来た道』増山実[著]角川春樹事務所

Book Bang編集部
2018年4月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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