本屋大賞受賞作『羊と鋼の森』の著者最新エッセイが発売

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『羊と鋼の森』で本屋大賞を受賞している作家・宮下奈都の最新エッセイ『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』が扶桑社から発売された。

『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』は、北海道のトムラウシに1年間移住したり、本屋大賞を受賞したり、さまざまな変化があった6年半の月日を、「食」をとおして温かく描き出した一冊。同書の発売に際して、宮下は「食について書いてきたつもりが、自分の暮らしの大事な部分がいっぱい詰め込まれていることに、読み直してびっくりしました。食べることって生きることなんだなあと思います」とコメントを寄せている。

 著者の宮下は、1967年福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年に第3子妊娠中に書いた初めての小説『静かな雨』が文學界新人賞佳作に入選。その後、ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を描いた『スコーレNo.4』や北海道トムラウシに家族で移住した体験綴った『神さまたちの遊ぶ庭』などを発表。2016年にはピアノ調律師を主人公にした長編小説『羊と鋼の森』が第13回本屋大賞を受賞。今年6月8日に映画が公開される。著書に『太陽のパスタ、豆のスープ』『誰かが足りない』『つぼみ』などがある。

2018年5月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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