三浦しをんが描く 文通で交わされる女同士の蜜月 『ののはな通信』がランクイン

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 6月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『宵物語』が獲得した。
 第2位は『万引き家族』。第3位は『かがみの孤城』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『ののはな通信』三浦しをん[著](KADOKAWA)。名門私立女子高に通いながらも庶民的な家庭で育つ野々原茜は、いつしか同じ学校に通う外交官の家に生まれた牧田はなに友達以上の気持ちを抱いてしまう。二人の少女のおよそ20年に渡る人生を描いた恋愛小説。書簡形式で構成された物語で、二人の成長と人生が描かれる。

 書評家の杉江松恋さんは同作を《自分が独立した存在というのは錯覚で、必ず他の誰かによって生かされている。本書はそうした社会の関係性を、二人という特殊な形で表現した作品でもある。読後には、私はなぜここにいるのか、と自身に問いかけてみたくなるはずだ。》と評している。
https://www.bookbang.jp/review/article/554415

1位『宵物語』西尾維新[著](講談社)

阿良々木暦の大学生編!(モンスターシーズン)怪異×ミステリー! ”まだ探偵ごっこを続ける気かい?” 直江津高校の後輩の日傘星雨がもたらした、小学生女児誘拐事件の『噂』。大学一年生になった阿良々木暦は、八九寺真宵、忍野忍、斧乃木余接とともに調査をはじめるが……! これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異! 『宵』闇に、光射すのが青春だ。(講談社ウェブサイトより)

2位『万引き家族』是枝裕和[著](宝島社)

とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。ある日、治はゆりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、一緒に「家族」として暮らすことに。年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。6人家族として幸せに暮らしていたが、ある出来事を境に、彼らの抱える「秘密」が明らかになっていく―――。(宝島社ウェブサイトより)

3位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(ポプラ社ウェブサイトより)

4位『未来』湊かなえ[著](双葉社)

5位『異世界はスマートフォンとともに。(13)』冬原パトラ[著](ホビージャパン)

6位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

7位『青くて痛くて脆い』住野よる[著](KADOKAWA)

8位『ののはな通信』三浦しをん[著](KADOKAWA)

9位『失格紋の最強賢者(5) 世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました』進行諸島[著](SBクリエイティブ)

10位『チンギス紀(1)火眼・(2)鳴動』北方謙三[著](集英社)

〈単行本 文芸書ランキング 6月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年6月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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