「万引き家族」興行収入30億円突破 小説版も好調[文芸書ベストセラー]

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 7月3日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『万引き家族』が獲得した。
 第2位は『宵物語』。第3位は『かがみの孤城』となった。

 1位となった『万引き家族』は第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した同名映画の小説版。映画は先週末に累計興行収入30億円を突破し、絶好調(興行通信社調べ)。小説版もそれに引っ張られ、4週連続で文芸書ランキング3位以内にとどまり続けている。映画ではわからない登場人物たちの心情が描かれており、映画を見た後で読むのがおすすめだ。

1位『万引き家族』是枝裕和[著](宝島社)

とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。 ある日、治はゆりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。 驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。 年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。 6人家族として幸せに暮らしていたが、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。(宝島社ウェブサイトより)

2位『宵物語』西尾維新[著](講談社)

阿良々木暦の大学生編!(モンスターシーズン)怪異×ミステリー! ”まだ探偵ごっこを続ける気かい?” 直江津高校の後輩の日傘星雨がもたらした、小学生女児誘拐事件の『噂』。大学一年生になった阿良々木暦は、八九寺真宵、忍野忍、斧乃木余接とともに調査をはじめるが……! これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異! 『宵』闇に、光射すのが青春だ。(講談社ウェブサイトより)

3位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(ポプラ社ウェブサイトより)

4位『異世界はスマートフォンとともに。(13)』冬原パトラ[著](ホビージャパン)

5位『未来』湊かなえ[著](双葉社)

6位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

7位『Re:Monster 暗黒大陸編(1)』金斬児狐[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

8位『もふもふと異世界でスローライフを目指します!』カナデ[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

9位『異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?(4)』シ・ガレット[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

10位『巻き込まれて異世界転移する奴は、大抵チート∞(インフィニティ)』海東方舟[著](宝島社)

〈単行本 文芸書ランキング 7月3日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年7月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク