座談会「自筆資料でたどる〈南方熊楠と猫〉」杉山和也 × 志村真幸 × 岸本昌也

イベント

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 2018年7月11日(水)に『熊楠と猫』を刊行を記念したトークイベントが、青山ブックセンター本店にて開催される。

 イベントでは、南方熊楠を研究した著書を持つ杉山和也、志村真幸と岸本昌也の3名が、それぞれの専門の立場から語らいつつ、熊楠の自筆資料を多角的に分析し、〈南方熊楠と猫〉の実態を探る。

『熊楠と猫』は、ひたすら熊楠と猫の関係性に焦点をあてた初の単行本で、熊楠が猫とどのように戯れ、絵に描き、考察し、あるいは俳句を作っていたかを、熊楠自身の手紙や原稿を通して探り、猫の目を通して熊楠のことがわかる、見ても読んでも楽しい1冊となっている。

座談会「自筆資料でたどる〈南方熊楠と猫〉」
■日時
7月11日(水)19~20時半
■会場
青山ブックセンター 本店内 小教室
■料金
1,350円(税込)
■定員
50人
■イベントに関する問い合わせ先
電話 03-5485-5511 青山ブックセンター 本店
受付時間 10:00~22:00
http://www.aoyamabc.jp/event/kumagusu-cat/

杉山和也(すぎやま・かずや)
1983年、千葉県生まれ。青山学院大学大学院博士後期課程、在学中。専門は説話学・国文学研究史研究。著書に『南方熊楠と説話学』(平凡社、2017年)。論文に「日本に於けるネコの認識――猫またの出現をめぐって――」『平成二五年度 名古屋大学大学院国際言語文化研究科 教育・研究プロジェクト「文化創造の展開および発展」報告書』(2014年1)。「日本に於けるサメの認識――朝比奈義秀のサメ捕獲譚のことなど――」『軍記と語り物』(第52号、2016年)など。

志村真幸(しむら・まさき)
1977年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学非常勤講師。専門は南方熊楠研究。著書に『日本犬の誕生-純血と選別の日本近代史』(勉誠出版,2017年)。編著書に『異端者たちのイギリス』(共和国、2016年)。共訳に『南方熊楠英文論考[ノーツ アンド クエリーズ]誌篇』(集英社、2014年)。

岸本昌也(きしもと・まさや)
1965年、埼玉県生まれ。白百合女子大学非常勤講師。専門は日本近代政治史・軍事史。論文に「日タイ『宗教外交』の展開-昭和十八年仏舎利奉遷をめぐって」(『政府と民間』、山川出版社、1995年)、「戦歿者追悼のカタチ-英霊の『骨の系列』」(別冊『正論』24、2015年)、「南方熊楠・藤岡長和関係書簡」(『熊楠研究』11、2017年)など。

2018年7月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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