蜷川幸雄が舞台化した村上春樹原作の「海辺のカフカ」が、2019年5月に東京・TBS赤坂ACTシアターで上演されることが決まった。
東京公演は、2019年2月のパリ公演を終えての凱旋公演となる。出演キャストは、前回に続き、古畑新之、柿澤勇人、高橋努、鳥山昌克、木場勝己らが出演するほか、今回新たに寺島しのぶ、岡本健一、木南晴夏が参加。主役の一人・佐伯役を演じる寺島しのぶは、「文化に対する目が肥えていらっしゃるフランスの方々に日本文化がどう受け入れられるか楽しみです。渾身の力を込めた舞台でフランスのお客様をあっと言わせたいです」とコメントを寄せている。
『海辺のカフカ』は、村上春樹が2002年に発表した10作目の長編小説。家を出て旅を始めた少年がさまざまな試練に立ち向かいながら成長していく物語。「ニューヨーク・タイムズ」紙で年間の「ベストブック10冊」及び世界幻想文学大賞に選出されている。
公演概要
■原作
村上春樹
■脚本
フランク・ギャラティ
■演出
蜷川幸雄
■出演
寺島しのぶ、岡本健一、古畑新之、柿澤勇人、木南晴夏、高橋努、鳥山昌克、木場勝己、新川將人、妹尾正文、マメ山田、塚本幸男、堀文明、羽子田洋子、多岐川装子、土井ケイト、周本絵梨香、手打隆盛、玲央バルトナー
■パリ公演【ジャポニスム2018公式企画】(会場:国立コリーヌ劇場)
2019年2月15日(金)~2月23日(土)
主催:国際交流基金/国立コリーヌ劇場
協力:新潮社/ニナガワカンパニー/ANA
企画制作:ホリプロ
■東京凱旋公演(会場:TBS赤坂ACTシアター)
2019年5月
主催:ホリプロ
協力:新潮社/ニナガワカンパニー/ANA
企画制作:ホリプロ
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2018年9月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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