「ゴゴスマ」石井アナが「ミヤネ屋」超えを果たした日に流した涙 稲垣吾郎も共感[ゴロウ・デラックス]
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稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に14日、CBCテレビアナウンサーの石井亮次さん(41)が出演した。地方局のアナウンサーである石井さんが、東京のキー局で放送される昼のワイドショーの司会を務めるという、前代未聞の快挙の裏にある苦労を打ち明けた。
■ローカル番組が東京でも?!
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- こんにちは、ゴゴスマの石井です
- 価格:1,425円(税込)
この日の課題図書は『こんにちは、ゴゴスマの石井です』(ワニブックス)。毎週月曜から金曜の午後1:55から放送されているお昼のワイドショー番組「ゴゴスマ-GOGO!Smile!-」のMCを務める石井さんが、番組の裏側について綴った一冊だ。「ゴゴスマ」はもともと愛知・岐阜・三重の東海3県のみで放映されていたローカル番組。石井さんの軽妙なトークが人気となり、2015年に関東(1都6県)でも放送が開始された。
■視聴率0.9%からのスタート
しかし関東進出当初は0.9%という絶望的な視聴率を叩き出した。裏番組の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)はその10倍の9%もあったという。そこで石井さんが考え出した対策は「宮根さんの完コピ」。家に帰った後、毎日2時間ミヤネ屋をじっくりと見て、司会の宮根誠司さんのしゃべりを研究しつくしたという。その結果宮根さんのような話し方になってしまい、ネットなどで「小ミヤネじゃねえか」と言われることも甘受していると告白した。
また視聴率改善のためには東京の番組と同じことをやっていてはいけないと、扱う話題を大きく絞ったという。名古屋で制作される番組だけになかなか全国に取材に行くことが出来ないが、そこを逆手にとり、話題となる出来事の情報を巨大ボードにまとめ、それを元にコメンテーターたちが話し合い深掘りするという現在のスタイルを確立した経緯について解説した。
様々な改革の結果、2年後2017年10月には、わずかながら「ミヤネ屋」の視聴率を上回るという快挙を果たした。同書ではミヤネ屋超えを果たしたその日、番組が関東進出を果たしたころに亡くなった父親の遺品のネクタイをつけて番組に臨んでいたことを明かしており、「僕は静かに泣きました。この日の感動は一生忘れないでしょう」と心境を綴っている。稲垣さんは「お父さんも嬉しかっただろうね。そこまでの喜びって人生で何度も味わえることじゃないじゃないですか」と納得の表情でうなずいていた。
■稲垣吾郎、視聴率について語る
石井さんから自分の番組の視聴率は気にしますかと問われた稲垣さんは「気にしないとは言いますけど、気にしない人はひとりもいないよ」とぶっちゃけた。そして「いい時は現場は明るくなる。悪い時も暗くならない。スタッフは気を使ってくれるし、から元気の場合もある」と苦笑いを浮かべると、石井さんも「それが痛いんですよね」と共感をあらわした。
■恩人・友近登場
番組にはゴゴスマファミリーのお笑い芸人・友近さんも出演。石井さんは友近さんの推薦で出演した番組が注目され、ゴゴスマの司会に抜擢されたという経緯があり「友近さんには足を向けて寝られない」という。稲垣さんもまた友近さんとは以前放送されていた番組「Goro’s Bar」(TBS系)で共演しており旧知の仲。稲垣さんは友近さんについて「みんなのお母さんだから。僕のことひきだしてくれますから」と石井さんと同じく、友近さんの人を気遣う姿勢に感謝をあらわしていた。
■フリー転身は?
番組最後に石井さんは「そもそもゴゴスマのことをもっと知っていただきたいという思いからこの本を書いた」と語り、「一日でも長く、一人でも多くの方にゴゴスマを見ていただいて」と今後の目標を述べた。稲垣さんのフリー転身はあるのかとの問いには「まったくないです」と否定の言葉を口にしていた。
「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜に放送中。次回の放送は9月20日。ゲストはお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さん。課題図書は『天才はあきらめた』(朝日新聞出版)。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/
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