浜辺美波も絶賛「面白すぎて1日で読んじゃいました!!」 阿部智里・八咫烏シリーズ最新作『楽園の烏』がベストセラー

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 9月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『日本製+Documentary PHOTO BOOK 2019-2020』が獲得した。
 第2位は『少年と犬』。第3位は『気がつけば、終着駅』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『楽園の烏』。阿部智里さんによる異世界ファンタジー「八咫烏シリーズ」の最新作。シリーズ累計で150万部を突破し、1巻の『烏に単は似合わない』、2巻の『烏は主を選ばない』は松崎夏未さんによりマンガ化もされている。今作よりシリーズ第二部が始まった。刊行を受け、同シリーズの大ファンである女優の浜辺美波さんがSNSに感想を投稿し、大きな注目が集まった。浜辺さんはTwitterに《今回から新章開幕ということで ぞくぞくしました!! 面白すぎて1日で読んじゃいました!!》と投稿。さらにInstagramでは《一巻ごとに主人公も違えば、ひとつの小説の中でも、いろんな登場人物からの視点で描かれています。 その人がどういう環境で育ってきたか。そのひとの性格。知っているか知らないか。見ようとしないと見えないもの。 同じものをみているようで、視点が違えば、綺麗なものが、濁ってみえました。》と感想を熱く語っている。

1位『日本製+Documentary PHOTO BOOK 2019-2020』三浦春馬[著](ワニブックス)

まだまだ知らないことばかりの日本文化・伝統・歴史・産業など、未来へ向けて残し伝えたい〈日本〉を素顔の三浦春馬とともに見つめる圧倒的ボリュームの『日本製』。月刊誌『プラスアクト』の約4年にわたる人気連載に、新たに撮り下ろし&ロングインタビューも加え合計408ページにも及ぶ。そしてさらに、三浦にとって初となるドキュメンタリー写真集も堂々完成。30歳を迎える2020年初頭までの約1年間を追った112ページにも及ぶ<ここだけの瞬間><あの作品との日々>。2冊合わせるとなんと520ページ! これらを特製BOXに収めたまさに特装版は二度と出来ないメモリアル仕様の永久保存版!(ワニブックスウェブサイトより)

2位『少年と犬』馳星周[著](文藝春秋)

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。 2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか…… 犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

96歳を迎えた佐藤愛子さん。『婦人公論』への登場も半世紀あまりにおよぶ。初登場の「クサンチッペ党宣言」「再婚自由化時代」から、最新の橋田壽賀子さんとの対談まで、エッセイ、インタビューを織り交ぜた、選りすぐりの一冊。(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『楽園の烏』阿部智里[著](文藝春秋)

5位『一人称単数』村上春樹[著](文藝春秋)

6位『魔王様、リトライ!(6)』神埼黒音[著]飯野まこと[画](双葉社)

7位『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』青柳碧人[著](双葉社)

8位『虐待されていた商家の令嬢は聖女の力を手に入れ、無自覚に容赦なく逆襲する』てんてんどんどん[著]くろでこ[イラスト](KADOKAWA)

9位『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦[著]上田誠[原案](KADOKAWA)

10位『日本製』三浦春馬[著](ワニブックス)

〈文芸書ランキング 9月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年9月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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