“演劇界の芥川賞”と称される戯曲賞の最終候補8作品が決定 第63回岸田國士戯曲賞

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 第63回岸田國士戯曲賞の最終候補作品が23日に発表された。

 最終候補作品は、過去1年間に雑誌発表または単行本にて活字化された作品の中から、以下の8作品が選ばれた。

■第63回岸田國士戯曲賞最終候補作品
坂元裕二『またここか』(リトルモア)
詩森ろば『アトムが来た日』(上演台本)
瀬戸山美咲『わたし、と戦争』(上演台本)
根本宗子『愛犬ポリーの死、そして家族の話』(上演台本)
古川日出男『ローマ帝国の三島由紀夫』(「新潮」2018年10月号掲載)
松原俊太郎『山山』(「悲劇喜劇」2018年7月号掲載)
松村翔子『反復と循環に付随するぼんやりの冒険』(上演台本)
山田百次『郷愁の丘ロマントピア』(上演台本)

 選考会は、3月12日に岩松了さん、岡田利規さん、ケラリーノ・サンドロヴィッチさん、野田秀樹さん、平田オリザさん、宮沢章夫さん、柳美里さんの7名によって行われ、受賞作には正賞として時計、副賞として賞金が贈られる。

 岸田國士戯曲賞は、新人劇作家の登竜門とされることから、「演劇界の芥川賞」とも称される戯曲賞。劇作家・岸田國士の遺志を顕彰すべく、株式会社白水社が創設。演劇界に新たなる新風を吹き込む新人劇作家の奨励と育成を目的に、1955年に新劇戯曲賞として設置され、1961年に新潮社の岸田演劇賞を受け継ぎ「新劇」岸田戯曲賞となる。その後、1979年に岸田國士戯曲賞と改称され今日に至る。選考対象は原則として1年間に雑誌発表または単行本にて活字化された作品とするが、画期的な上演成果を示したものに限って、選考委員等の推薦を受ければ、生原稿・台本の形であっても、例外的に選考の対象となる。

 昨年は、神里雄大さんの『バルパライソの長い坂をくだる話』と福原充則さんの『あたらしいエクスプロージョン』が受賞。過去には唐十郎さんの『少女仮面』(第15回)、井上ひさしさんの『道元の冒険』(第17回)、つかこうへいさんの『熱海殺人事件』(第18回)などが受賞している。

Book Bang編集部
2019年1月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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