樹木希林さんの残した言葉に注目集まる 最初で最後の企画映画も公開[ノンフィクションベストセラー]

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 6月4日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『俺、つしま(2)』が獲得した。
 第2位は『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』。第3位は『公式ガイド&レシピ きのう何食べた? シロさんの簡単レシピ』となった。

 5月31日には2019年上半期ベストセラー(トーハン調べ)が発表され、今週ノンフィクション部門2位の『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』が上半期総合5位を獲得。新書『一切なりゆき 樹木希林のことば』(文藝春秋)も総合1位を獲得するなど、昨年9月に亡くなった樹木希林さんの関連本が売れている。また日本経済新聞社が5日に発表したは2019年上期の日経MJヒット商品番付で東の小結に「樹木希林さん本」が選出。6月7日からは樹木さんが初めて企画を手がけた映画『エリカ38』も公開される。こちらは実際に起きた事件をモチーフにした犯罪ドラマとなっており、樹木さんはタイで拘束された女詐欺師の老母役を演じている。

1位『俺、つしま(2)』おぷうのきょうだい 作[著](小学館)

ベストセラー猫漫画、待望の第二巻出来! 溢れる猫愛、抜群の描写力で15万部を突破するベストセラーとなった猫漫画待望の第2巻。ニヤリとさせられる猫との日常の描写、「こんなことあるある」とうなずかされる作風はより一層パワーアップ。主人公のキジトラ「つしま(つーさん)」の外猫時代を描いたテルオ編、ボランティアの方に捕獲されたテルオの気になるその後とは?。さらに、ズン姐さんを亡くしたおじいちゃん(実は女性)が味わった喪失感など内容は盛りだくさん。「ちゃー」や「オサム」「ツキノワ」など、つーさんの仲間たちも随所に登場します。数十ページの描き下ろしに加えて初版本にはオリジナルポストカードが! 猫愛溢れるストーリーを読めば、猫への愛情が深まり、思わず愛猫を抱きしめたくなります。(小学館ウェブサイトより)

2位『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』樹木希林[著](宝島社)

樹木希林 120の遺言 とにかく、世の中を面白がること。老いだって、病気だって自分の栄養になる。孤独、成熟、家族、仕事… 希林さんが教えてくれた あるがままの生き方(宝島社ウェブサイトより)

3位『公式ガイド&レシピ きのう何食べた? シロさんの簡単レシピ』講談社[編](講談社)

2007年より『モーニング』(講談社)にて連載されている、よしながふみの人気漫画『きのう何食べた?』が、西島秀俊・内野聖陽のダブル主演で待望のドラマ化。オフィシャルブックとして、ドラマガイドはもちろん、劇中に登場する料理レシピを収録した一冊を発売する。(略)本書では、ドラマに登場した料理レシピを原作漫画のエピソードとともに紹介。どこの家庭にもあるような調味料や食材を使って、時間をかけず手軽に食卓を充実させてくれるレシピが満載。恋人が、そして家族が、笑顔で食べてくれる姿を想像しながら腕を振るいたい。(講談社ウェブサイトより抜粋)

4位『友情(2)平尾誠二を忘れない』山中伸弥[編](講談社)

5位『70歳のたしなみ』坂東眞理子[著](小学館)

6位『女の偏差値』林真理子[著](マガジンハウス)

7位『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』kemio[著](KADOKAWA)

8位『日本国紀』百田尚樹[著](幻冬舎)

9位『樹木希林さんからの手紙』NHK『クローズアップ現代+』+『知るしん』制作班[著](主婦の友社)

10位『思わず考えちゃう』ヨシタケシンスケ[著](新潮社)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 6月4日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年6月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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