「おかしなことがおかしいと言えない時代」に「どう考えてもおかしいやろ!」百田尚樹がツッコむ がん手術前に「もしかして私の絶筆となるかも」とポスト[新書ベストセラー]

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 1月10日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『話す力 心をつかむ44のヒント』が獲得した。
 第2位は『大常識』。第3位は『世界のニュースを日本人は何も知らない5 -なんでもありの時代に暴れまわる人々-』となった。

 2位の『大常識』は作家で政治団体「日本保守党」代表の百田尚樹さんの最新著作。自身のメルマガ「ニュースに一言」から「今一度、常識を見直してはどうか」というテーマで選んだコラムが収録された一冊。百田さんは今の日本はおかしなことをおかしいと言えない時代になっているとし、特権意識を持つ「政治屋」たちの醜態、横暴なリベラル派、犯罪者に甘すぎる社会、平和ボケし道徳観の欠如した日本人などの実例をあげ、「どう考えてもおかしいやろ」と斬りまくっている。その百田さんは昨年12月に腎臓がんであることを公表し今月10日に入院し12日に手術を受けていた。手術前に「死んだら拡散して」「わしは多分、死んでから20年くらいして初めて、偉大な作家として評価される気がする…」「もしかしたら私の絶筆となるかも」と自身のXに投稿していたが、無事手術は成功し生還を果たしている。

1位『話す力 心をつかむ44のヒント』阿川佐和子[著](文藝春秋)

日本人だからこその会話の妙や楽しみ方はあるはず――。初対面の相手との会話から、認知症の親の介護や家庭円満の秘訣、会議や会食まで。インタビュアーを三十年以上続けているアガワが披露するとっておきのエピソードとコミュニケーション術。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『大常識』百田尚樹[著](新潮社)

どう考えてもおかしいやろ。政治家は余計なことばかりしている。自称リベラルは多数の意見を踏みにじっている。人権派は犯罪者のほうばかりを向いている。願うだけで平和が維持できると考えるバカがはびこっている。新型コロナワクチンの批判はタブーになり続けている。道徳心がない奴がのさばっている――非常識に満ちたこの世界に、今こそ必要なのは「大いなる常識」だ。ベストセラー作家が振るう怒りの鉄拳!(新潮社ウェブサイトより)

3位『世界のニュースを日本人は何も知らない5 -なんでもありの時代に暴れまわる人々-』谷本真由美[著](ワニブックス)

元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く 43万部突破の大人気シリーズ 第5弾―― 「世界はそんなことになってたのか!」 日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載(中略)世界を見る目が”ガラッ”と変わる!衝撃の体験をあなたに。(ワニブックスウェブサイトより抜粋)

4位『ハマス・パレスチナ・イスラエル メディアが隠す事実』飯山陽[著](育鵬社)

5位『ニッポンが壊れる』ビートたけし[著](小学館)

6位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)

7位『人はどう老いるのか』久坂部羊[著](講談社)

8位『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井むつみ[著]秋田喜美[著](中央公論新社)

9位『コロナワクチン その不都合な真実 世界的権威が明かすmRNAワクチンの重大リスク』アレクサンドラ・アンリオン=コード[著]鳥取絹子[訳](詩想社)

10位『家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊』磯田道史[著](PHP研究所)

〈新書ランキング 1月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年1月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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