世界で2900万部 中国発の超話題作『三体』 続編がベストセラーランキングに登場

ニュース

33
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 6月23日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『きたきた捕物帖』が獲得した。
 第2位は『気がつけば、終着駅』。第3位は『流浪の月』となった。

 4位以下で注目は4位と6位にランクインした、『三体II 黒暗森林(上)(下)』。2019年7月に刊行され、大ベストセラーとなった中国産ハードSF『三体』の第二部だ。前作は2015年にアジア圏の作品で初のヒューゴー賞長篇部門受賞し、中国で2100万部、日本でも13万部、全世界累計で2900万部を売り上げた現代中国最大のヒット作。英語圏でも評価は高く、オバマ元大統領やマーク・ザッカーバーグらが激賞したことで話題になった。続編の刊行を待ち望む声は大きく、作家の池澤春菜さんも《わたし、これを読み切るまでは死ねない。》と告白している。
https://www.bookbang.jp/review/article/581749

 刊行元の早川書房では訳者で書評家の大森望さんによるあとがきをウェブサイトに全文掲載。《前作を読んで高まりきった読者の期待を裏切らないどころか、予想をはるかに超えるスリルと興奮、恐怖と絶望、歓喜とカタルシス、ロマンスとアクションを満喫させてくれる》と今作の凄まじい面白さに太鼓判を押し、過去の名作SFへのオマージュやエッセンスが詰め込まれ、《『三体』がSFの歴史を大きく動かしたことはまちがいない》とSF史に残る傑作であると解説している。
https://www.hayakawabooks.com/n/n2c29572246a2

1位『きたきた捕物帖』宮部みゆき[著](PHP研究所)

まだ下っ端の見習い岡っ引きの北一(16歳)は、亡くなった千吉親分の本業だった文庫売り(本や小間物を入れる箱を売る商売)で生計を立てている。やがて自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て……。 北一が、相棒・喜多次と出逢い、親分のおかみさんの協力を得て自立し、事件や不思議な出来事を解き明かしていく、優しさあふれる捕物帖。(PHP研究所ウェブサイトより)

2位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

96歳を迎えた佐藤愛子さん。『婦人公論』への登場も半世紀あまりにおよぶ。初登場の「クサンチッペ党宣言」「再婚自由化時代」から、最新の橋田壽賀子さんとの対談まで、エッセイ、インタビューを織り交ぜた、選りすぐりの一冊。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『流浪の月』凪良ゆう[著](東京創元社)

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。(東京創元社ウェブサイトより)

4位『三体II 黒暗森林(上)』劉慈欣[著]大森望、立原透耶、上原かおり、泊功[訳](早川書房)

5位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

6位『三体II 黒暗森林(下)』劉慈欣[著]大森望、立原透耶、上原かおり、泊功[訳](早川書房)

7位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

8位『猫を棄てる 父親について語るとき』村上春樹[著](文藝春秋)

9位『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』ブレイディみかこ[著](筑摩書房)

10位『逆ソクラテス』伊坂幸太郎[著](集英社)

〈文芸書ランキング 6月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年6月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加