将棋界を舞台にした社会派ミステリー ドラマ化もされた『盤上の向日葵』 ベストセラーランキングに初登場

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 9月29日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『マスカレード・ナイト』が獲得した。
 第2位は『あきない世傳 金と銀(9) 淵泉篇』。第3位は『そして、バトンは渡された』となった。

 4位以下で注目は5位と6位に初登場の『盤上の向日葵』。柚月裕子さんが将棋界を舞台に描いたミステリー。昨年9月にNHK BSプレミアで実写ドラマ化され大きな話題となった。また14歳で四段に昇進した天才棋士が登場し、藤井聡太四段を彷彿とさせる、と話題を集めた。物語は突如将棋界に現れた異端の棋士が挑むタイトル戦を背景に、超高級駒とともにみつかった白骨死体の謎を将棋の道を諦めた若手刑事が追う。コラムニストの香山二三郎さんは佑月さんの代表作『孤狼の血』とは《また一味異なる勝負の世界に生きる男たちの姿を鮮やかに描き出した》と比較し、《この著者ならではの硬派な筆致が光る、松本清張直系の社会派将棋ミステリーだ。》と評している。

「藤井四段」を髣髴させる天才棋士も登場 社会派将棋ミステリー

1位『マスカレード・ナイト』東野圭吾[著](集英社)

敵も化けている。決して騙されるな。 若い女性の他殺体が発見。警視庁に届く一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウン・パーティに現れる!? 練馬のマンションの一室で若い女性の他殺体が発見された。ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティに犯人が現れるという密告状が警視庁に届く。新田浩介は潜入捜査のため、再びフロントに立つ。コンシェルジュに抜擢された山岸尚美はお客様への対応に追われていた。華麗なる仮面舞踏会が迫るなか、顔も分からない犯人を捕まえることができるのか!? ホテル最大の危機に名コンビが挑む。(集英社ウェブサイトより)

2位『あきない世傳 金と銀(9) 淵泉篇』高田郁[著](角川春樹事務所)

大坂から江戸に出店して四年目、まさにこれから、という矢先、呉服太物商の五鈴屋は、店主幸の妹、結により厳しい事態に追い込まれる。型彫師の機転によりその危機を脱したかと思いきや、今度は商いの存亡にかかわる最大の困難が待ち受けていた。だが、五鈴屋の主従は絶望の淵に突き落とされながらも、こんこんと湧き上がる泉のように知恵を絞り、新たなる夢を育んでいく。商道を究めることを縦糸に、折々の人間模様を緯糸に、織りなされていく江戸時代中期の商家の物語。話題沸騰の大人気シリーズ第九弾!!(角川春樹事務所ウェブサイトより)

3位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。 その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。 血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。 大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。解説・上白石萌音(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『わたしの幸せな結婚(4)』顎木あくみ[著](KADOKAWA)

5位『盤上の向日葵(上)』柚月裕子[著](中央公論新社)

6位『盤上の向日葵(下)』柚月裕子[著](中央公論新社)

7位『Re:ゼロから始める異世界生活(24)』長月達平[著]大塚真一郎[イラスト](KADOKAWA)

8位『ゴーストハント(3) 乙女ノ祈リ』小野不由美[著](KADOKAWA)

9位『高家表裏譚(2) 密使』上田秀人[著](KADOKAWA)

10位『つくもがみ笑います』畠中恵[著](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 9月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年10月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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