新書年間ベストセラー1位の『ケーキの切れない非行少年たち』 コミカライズ版も発売

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 12月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『ペルソナ 脳に潜む闇』が獲得した。
 第2位は『ケーキの切れない非行少年たち』。第3位は『「嫌いっ!」の運用』となった。

 2位の『ケーキの切れない非行少年たち』は12月1日に発表されたトーハンの「2020年 年間ベストセラー」で新書ノンフィクション部門で1位を獲得。著者は立命館大学教授の宮口幸治さん。医療少年院で非行を繰り返す少年たちと接してきた宮口さんは、少年たちのなかに認知力が弱かったり軽度な知的障害を抱えている子どもが大勢いることに気づいたという。同書のタイトルにもなっているようにケーキを等分に切ることさえできない歪んだ認知のもとでは、いくら反省を促しても意味はない。宮口さんはそういった子どもたちでも一日5分の認知力強化のトレーニングを行うことによって、社会生活に困らないように導くことができ、社会から犯罪を減らすことができると説いている。

 同書のコミカライズ版第一巻が12月9日に発売された。第一話はウェブでも公開されている。また一巻の続きである第六話、第七話も公開中。

1位『ペルソナ 脳に潜む闇』中野信子[著](講談社)

人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになった。 親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。初の自伝!(講談社ウェブサイトより抜粋)

2位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)

3位『「嫌いっ!」の運用』中野信子[著](小学館)

人間誰しも、他人に対して部分的あるいは全体的に「好き嫌い」という感情を抱きがちです。「“嫌い”という感情を抑えられれば、もっと良好な人間関係を築けるのに…」とも考えますが、そもそも好悪の感情は、人間として生きていくうえで必ずついて回るもの。ならば、「嫌い」という感情をしっかり理解して、戦略的に利用することに目を向ければ、同性、異性を問わず、他人との日々の付き合いが楽に、かつ有効なものになります。そこで本書では、“嫌い”の正体を脳科学的に分析しつつ“嫌い”という感情を活用して、上手に生きていく方法を具体的に探っていきます。(小学館ウェブサイトより)

4位『部長って何だ!』丹羽宇一郎[著](講談社)

5位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

6位『社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?』池上彰[著](講談社)

7位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

8位『絶対に挫折しない日本史』古市憲寿[著](新潮社)

9位『息子のトリセツ』黒川伊保子[著](扶桑社)

10位『たちどまって考える』ヤマザキマリ[著](中央公論新社)

〈新書ランキング 12月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年12月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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