【気になる!】新書『アケメネス朝ペルシア 史上初の世界帝国』

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

アケメネス朝ペルシア

『アケメネス朝ペルシア』

著者
阿部 拓児 [著]
出版社
中央公論新社
ジャンル
歴史・地理/外国歴史
ISBN
9784121026613
発売日
2021/09/21
価格
968円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【気になる!】新書『アケメネス朝ペルシア 史上初の世界帝国』

[レビュアー] 産経新聞社

紀元前550年から同330年まで続いた古代ペルシアの王朝、アケメネス朝ペルシア。著者はこの帝国を「アジア、アフリカ、ヨーロッパの三大陸にまたがる『史上初の世界帝国』」と表現する。

その大帝国はどう興り、終焉(しゅうえん)を迎えたのか。本書では初代のキュロス二世から、アレクサンドロス大王に滅ぼされるダレイオス三世の時代まで、9人の王の治世を中心に描く。ギリシャ人史家、ヘロドトスの『歴史』などを駆使して王朝の全貌を読み解く過程は、推理小説を読んでいるような知的興奮を覚える。(阿部拓児著、中公新書・968円)

産経新聞
2021年10月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク