「結婚がこんなにおそろしいものだったとは」評論家を絶句させた辻村深月の恋愛ミステリが文庫で発売[文庫ベストセラー]

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 9月13日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『名乗らじ 空也十番勝負(八)』が獲得した。
 第2位は『大名倒産 上』。第3位は『大名倒産 下』となった。

 4位以下で注目は10位に初登場の『傲慢と善良』。辻村深月さんが2019年に発表した恋愛ミステリの傑作だ。2019年、第36回織田作之助賞の候補作に選出され、第7回ブクログ大賞小説部門も受賞している。結婚を望むイケメン経営者の西澤架が主人公。婚活の末に出会った婚約者が突然失踪し、その手がかりを探すうちに彼女の過去と向き合うこととなる。

 翻訳家・評論家の 大森望さんは《親兄弟や友人知人まで含めた多様な結婚観と、それにまつわる傲慢さ善良さがこれでもかと暴かれ、思わずぞっとすることもしばしば。地方都市の閉塞感と女のイヤな部分を書かせたら当代一の著者の筆が、絶好の題材と舞台を得て、すばらしく冴え渡る。》と紹介。《結婚がこんなにおそろしいものだったとは……。それだけに、第二部の転調と鮮やかな結末には脱帽するしかない。》と同書を高く評価している。

1位『名乗らじ 空也十番勝負(八)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

武者修行の終わりが近づく空也に、最強のライバルが迫る。空也は自らを狙う佐伯彦次郎の存在を知る。無用な戦いを避け、武者修行最後の地と定めた姥捨の郷を目指す空也に新たな刺客が――。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『大名倒産 上』浅田次郎[著](文藝春秋)

3位『大名倒産 下』浅田次郎[著](文藝春秋)

借金の積もり積もること二百年、御家を救う唯一の手立ては計画倒産!?読めば福がやってくる! 笑いと涙の経済エンターテインメント。(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『小説 すずめの戸締まり』新海誠[著](KADOKAWA)

5位『落日』湊かなえ[著](角川春樹事務所)

6位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

7位『百花』川村元気[著](文藝春秋)

8位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)

9位『生命の略奪者―天久鷹央の事件カルテ―』知念実希人[著](新潮社)

10位『傲慢と善良』辻村深月[著](朝日新聞出版)

〈文庫ランキング 9月13日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年9月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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