2021年本屋大賞ノミネート作『お探し物は図書室まで』が文庫で登場 聞き上手な司書はなぜその本を勧める?[文庫ベストセラー]

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 3月7日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9』が獲得した。
 第2位は『薬屋のひとりごと 13』。第3位は『流人道中記(上)』となった。

 1位から3位は先週と変わらず。4位以下で注目は8位にランクインした『お探し物は図書室まで』。悩みを抱えた5人の主人公が偶然立ち寄った図書室で聞き上手な司書さんから一冊の本を勧められる。それぞれの主人公が差し出された選書と付録から何かを感じ取り、あらたな一歩を踏み出す様子を描いたハートウォーミングな連作短編集。2021年本屋大賞にノミネートされ、2位に選ばれている。

1位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9』衣笠彰梧[著](KADOKAWA)

修学旅行も終了した12月、2学期最後の特別試験・協力型総合筆記テストが発表される。内容は1人ずつ交代で試験問題を解き、最終的にクラス全員で全100問のテストを解くというもの。堀北Bクラスは坂柳Aクラスとの対戦となる。試験準備が始まる中、南雲が次期生徒会長を決めると宣言する。2年生の生徒会メンバーは堀北と一之瀬。立候補を問われるも一之瀬の意思は生徒会自体を辞めるというものだった。新たな生徒会メンバーの確保という問題の他、鬼龍院を狙った万引き偽装事件も発生し、生徒会周辺も慌ただしくなっていく。『無理してないから。……私も、綾小路くんに会いたい……』学園黙示録は新たな混沌へ――。(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『薬屋のひとりごと 13』日向夏[著](主婦の友インフォス)

TVアニメ2023年放送決定! 猫猫役は悠木碧さん。シリーズ累計2100万部の最新巻は猫猫が壬氏の思いに対する選択に…?(主婦の友インフォスウェブサイトより)

3位『流人道中記(上)』浅田次郎[著](中央公論新社)

「痛えからいやだ」と切腹を拒み、蝦夷へ流罪となった旗本・青山玄蕃。ろくでなしであるはずのこの男には、弱き者を決して見捨てぬ心意気があった。(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『流人道中記(下)』浅田次郎[著](中央公論新社)

5位「ノーゲーム・ノーライフ12 ゲーマー兄妹たちは『魔王』に挑むようです」榎宮祐[著](KADOKAWA)

6位『鬼の花嫁 新婚編二~強まる神子の力~』クレハ[著](スターツ出版)

7位『カケラ』湊かなえ[著](集英社)

8位『お探し物は図書室まで』青山美智子[著](ポプラ社)

9位『本所おけら長屋(二十)』畠山健二[著](PHP研究所)

10位『一人称単数』村上春樹[著](文藝春秋)

〈文庫ランキング 3月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年3月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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