【気になる!】新書『11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで』

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11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで

『11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで』

著者
片山 杜秀 [著]
出版社
文藝春秋
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784166613977
発売日
2023/02/17
価格
1,210円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【気になる!】新書『11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで』

[レビュアー] 産経新聞社

黒船来航という外圧で始まった近代日本。巨大な西洋を前に、どうすれば日本は独立を保てるのか。さまざまな思想家が苦闘した。

軍事リアリズムの立場から四民平等と義務教育、そして国民皆兵が必要だと考えた吉田松陰。人間の独立の根幹には「お金」があると喝破した福沢諭吉。西洋にはない東洋の美を追求した岡倉天心。戦後に実現した「普通の自由な生活」を守るためには、「日本人らしく普通」にしていてはいけないと説いた丸山眞男…。博学の思想史家が、思想家たちの精神のドラマをユニークに読み解く。(片山杜秀著、文春新書・1210円)

産経新聞
2023年2月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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