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- アンと愛情
- 価格:880円(税込)
8月15日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『二枚の絵 柳橋の桜(三)』が獲得した。
第2位は『アンと愛情』。第3位は『推し、燃ゆ』となった。
2位に初登場の『アンと愛情』は坂木司さんによるミステリー「和菓子のアン」シリーズ第3弾の文庫版。2020年に単行本で出版された。デパ地下の和菓子屋で働くアルバイトの女性が仕事と謎解きに奮闘する様子を描く。
書評家の大矢博子さんは「異質なものが出会う小説」というくくりで5冊の小説を紹介し、そのなかで同書を《デパ地下お仕事小説であり、和菓子ミステリであり、そしてアンちゃんの成長青春小説でもある》《今回は外国のお客さんの「宇宙を表現した和菓子」という注文を懸命に推理したり、「甘い煎餅なんてあり得ない」というお客さんに説明すべく煎餅の歴史を調べたり、バレンタインフェアの助っ人に来た同い年のスタッフの仕事ぶりに圧倒されてヘコんだり、金沢旅行で土地の和菓子に出会ったりと盛りだくさん》と紹介している。
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- 二枚の絵 柳橋の桜(三)
- 価格:880円(税込)
1位『二枚の絵 柳橋の桜(三)』佐伯泰英[著](文藝春秋)
父・広吉を襲った恐ろしい魔の手から逃れるため、柳橋から姿を消した娘船頭の桜子と、棒術の師匠・小龍太。異国船「上海丸」に乗り込んだ二人は、経験したことのない食べ物、風物に出合い目を見開かれる。そんな中、長崎の出島に招かれ、オランダ人の絵描きコウレルがのこした「二枚の絵」を目にした桜子は、強い衝撃を受ける。果たして、そこにあった不思議な縁とは?(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)
2位『アンと愛情』坂木司[著](光文社)
成人式を迎えても、大人になった実感のわかないアンちゃん。同い年の優秀な「みつ屋」の社員と自分を比べて落ち込んだり、金沢で素晴らしいお菓子に出合って目を輝かせたり。まだまだアンちゃんの学びの日々は続きます。これからもそんな日常が――と思いきや、えっ、大好きな椿店長が!? 和菓子に込められた様々な想いや謎に迫る、美味しいお仕事ミステリー第三弾。(光文社ウェブサイトより)
3位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)
推しが燃えた。ファンを殴ったらしい――。第164回芥川賞受賞、世代も国境も超えた大ベストセラー、待望の文庫化! 解説=金原ひとみ(河出書房新社ウェブサイトより)
4位『母子草 風の市兵衛 弐』辻堂魁[著](祥伝社)
5位『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ[著](中央公論新社)
6位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)
7位『わたしの幸せな結婚 七』顎木あくみ[著](KADOKAWA)
8位『魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く』佐島勤[著](KADOKAWA)
9位『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光[著](新潮社)
10位『逆ソクラテス』伊坂幸太郎[著](集英社)
〈文庫ランキング 8月15日トーハン調べ〉
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