90年代から人気のSFアクション「フルメタル・パニック!」 20年後を描いた新刊が発売 主人公とヒロインは家族に![文庫ベストセラー]

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 1月23日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『陰流苗木 芋洗河岸(1)』が獲得した。
 第2位は『ある閉ざされた雪の山荘で』。第3位は『陰からの一撃 警視庁追跡捜査係』となった。

 4位以下で注目は8位に初登場の『フルメタル・パニック! Family』。賀東招二さんによるSFアクションノベルの金字塔「フルメタル・パニック!」シリーズの最新作。同シリーズは1990年代から2010年代にかけて刊行され、ライトノベルブームを牽引した人気作。シリーズ累計で1150万部を突破している。今作はマンガ化、アニメ化、外伝など幅広く展開された同作の正当な続編だ。本編の20年後を舞台とし、主人公とヒロインは家族となり、二人の子どもも登場する。著者の賀東招二さんは発売にあたり《アラフォーになった宗介とかなめを描くなんて前は考えもしなかったのですが、 まあ、これが意外なほどにしっくりくるんですね。 もともとおっさん&おばさんじみた高校生だったので、むしろこれが自然なくらい。 ほんと、面白いので読んでみてください。》とコメントを発表している。同作の発売に合わせ、発売元のKADOKAWAグループ会社の電子書籍ストアBOOK☆WALKERでは同シリーズ作品1~3巻が110円、4巻以降は50%OFFとなる記念フェアが開催されている。

1位『陰流苗木 芋洗河岸(1)』佐伯泰英[著](光文社)

神田明神下にある一口長屋に、妻子連れの侍が流れ着く。藩を食いつめ美濃を出てきた、その名は小此木善次郎。職業なし、金もなし、どこかとぼけたこの侍、じつは剣の達人と知れる。親切な住人や大家が揃う一口長屋に溶け込む一家だったが、長屋には隠された秘密があると知れ、善次郎はやがてその秘密の渦に巻き込まれていく――。手に汗握る新シリーズ開幕!(光文社ウェブサイトより)

2位『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾[著](講談社)

1度限りの大トリック!劇中の殺人は真実か?俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか? 驚愕の終幕が読者を待っている!(講談社ウェブサイトより)

3位『陰からの一撃 警視庁追跡捜査係』堂場瞬一[著](角川春樹事務所)

昨年発生した新橋の社長殺しの容疑者が千葉で交通事故死した。警視庁捜査一課は特に不審な点は無い、と判断していたが、西川の自宅に宛名の書かれていない封筒が。そこには「真犯人は今も逃げている」、そして「追跡捜査係に情報を提供する」との文言が──。怪しいと感じながらも情報収集を優先し、夜の晴海ふ頭を一人で訪れた西川。だがそこに……!西川に魔の手が迫る、緊迫のシリーズ第十二弾!書き下ろし長編警察小説。(角川春樹事務所ウェブサイトより)

4位『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

5位『外科医、島へ 泣くな研修医6』中山祐次郎[著](幻冬舎)

6位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾[著](光文社)

7位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』汐見夏衛[著](スターツ出版)

8位『フルメタル・パニック! Family』賀東招二[著](KADOKAWA)

9位『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』汐見夏衛[著](スターツ出版)

10位『妖刀 風烈廻り与力・青柳剣一郎』小杉健治[著](祥伝社)

〈文庫ランキング 1月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年1月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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