「成功者の自叙伝ではない、人生論である」元吉本会長・大崎洋の書籍がロングセラー[エンターテイメントベストセラー]

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 8月22日トーハンの週間ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『BARFOUT! SEPTEMBER 2023 VOL 336』が獲得した。
 第2位は『変な家』。第3位は『変な絵』となった。

 4位以下で注目は4位にランクインした『居場所。 ひとりぼっちの自分を好きになる12の「しないこと」』。吉本興業の元会長・大崎洋さんの著書。3月に発売されてから売れ続け、7万部を超すロングセラーとなっている。大崎さんはダウンタウンの初代マネージャーとして知られ、ダウンタウンの「育ての親」とも呼ばれている。また近年の吉本興業成長の立役者ともみられているが、同書で大崎さんは入社したばかりの頃は「ダメ社員」だったと告白。タイトルともなっている「居場所づくり」を常に考え、そのために大切な12の「しないこと」を綴っている。大崎さんは現在吉本興業を退社し、「大阪・関西万博催事検討会議」の共同座長を務めている。

 メディア文化評論家の碓井広義さんは同書を《本書は成功者の自叙伝ではない。独自の仕事論であり、本音で伝える人生論である。》と評し、《ユニークなのは、何かを「する」のではなく、「しない」ことを明かしている点だ。たとえば、「競争しようとしない」。幸せは人によって違う。目指すゴールが異なるのに、競争しても意味がない。それよりも勝ち負けと無関係な“小さい幸せ”を大事にしたほうがいいと説く。》《しかも、これらを説明する過程で、ダウンタウンとの共闘の歴史はもちろん、会社を「非上場」にしたいきさつや世間を騒がせた「闇営業問題」対処の内幕も率直に語られるのだ。》《こんな本、大崎にしか書けない。》と紹介している。

1位『BARFOUT! SEPTEMBER 2023 VOL 336』(ブラウンズブックス)

FRONT COVER STORY 向井康二(Snow Man) KOJI MUKAI 表紙+12ページ BACK COVER STORY 堀田真由 MAYU HOTTA 8ページ(ブラウンズブックスウェブサイトより抜粋)

2位『変な家』雨穴[著](飛鳥新社)

話題騒然!!2020年、ウェブサイトで166万PVを記録 YouTubeではなんと700万回以上再生!あの「【不動産ミステリー】変な家」にはさらなる続きがあった!!謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—-間取りの謎をたどった先に見た、「事実」とは!?(飛鳥新社ウェブサイトより)

3位『変な絵』雨穴[著](双葉社)

ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」!タイトルは『変な絵』。見れば見るほど、何かがおかしい?とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄のスケッチ・ミステリー!(双葉社ウェブサイトより)

4位『居場所。 ひとりぼっちの自分を好きになる12の「しないこと」』大崎洋[著](サンマーク出版)

5位「乃木坂46 田村真佑1st写真集 『恋に落ちた瞬間』」藤原宏[撮影](ワニブックス)

6位『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』坂本龍一[著](新潮社)

7位『水谷豊 自伝』水谷豊[著]松田美智子[著](新潮社)

8位『SPY×FAMILY オペレーション〈着彩〉-FAMILY-』遠藤達哉[原作](集英社)

9位『乃木坂46 久保史緒里1st写真集 交差点』細居幸次郎[撮影]久保史緒里[著](集英社)

10位『齋藤飛鳥写真集 ミュージアム』三瓶康友[撮影]齋藤飛鳥[著](講談社)

〈エンターテイメントランキング 8月22日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年8月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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