「52ヘルツのクジラたち」の町田そのこが描くコンビニを舞台にしたコメディ人情ドラマ「コンビニ兄弟」最新巻がベストセラー[文庫ベストセラー]

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 9月5日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)』が獲得した。
 第2位は『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん7』。第3位は『アンと愛情』となった。

 4位以下で注目は6位に初登場の『コンビニ兄弟3-テンダネス門司港こがね村店-』。北九州門司港の小さなコンビニを舞台にした人気のお仕事小説第三弾。著者は2021年「52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞を受賞している町田そのこさん。超絶イケメンで合う人すべてを魅了してしまう名物店長と便利屋を営むワイルドな兄がコンビニに集う個性的な客たちの問題を解決する。一話完結のコメディタッチ人情ドラマとなっている。同シリーズは新潮文庫nexから文庫のみで刊行されている。

1位『契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)』高田郁[著](角川春樹事務所)

シリーズを彩ったさまざまな登場人物たちのうち、四人を各編の主役に据えた短編集。五鈴屋を出奔した惣次が、如何にして井筒屋三代目保晴となったのかを描いた「風を抱く」。生真面目な佐助の、恋の今昔に纏わる「はた結び」。老いを自覚し、どう生きるか悩むお竹の「百代の過客」。あのひとに対する、賢輔の長きに亘る秘めた想いの行方を描く「契り橋」。商い一筋、ひたむきに懸命に生きてきたひとびとの、切なくとも幸せに至る物語の開幕。まずは上巻の登場です!(角川春樹事務所)

2位『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん7』燦々SUN[著](KADOKAWA)

大波乱の学園祭は、政近の奮闘※本人的には黒歴史!?によってアーリャさんへの大きな追い風となり幕を閉じた。(もっと私を、私だけを見て。私だけのパートナーでいて)募る想いを抱きながら、アーリャさんは政近と共に次なる行事・体育祭に向けて動き出す!そんな中、とある出来事をきっかけに政近は初恋の彼女と接近して――「アーリャちゃんの気持ちに向き合ってほしい。でも……」不意に告げられた、マーシャの本当の気持ち。彼女の予想外の本音に政近の心は思わず揺れ動いて!?大人気ロシアンJKとの青春ラブコメ、体育祭編スタート!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『アンと愛情』坂木司[著](光文社)

成人式を迎えても、大人になった実感のわかないアンちゃん。同い年の優秀な「みつ屋」の社員と自分を比べて落ち込んだり、金沢で素晴らしいお菓子に出合って目を輝かせたり。まだまだアンちゃんの学びの日々は続きます。これからもそんな日常が――と思いきや、えっ、大好きな椿店長が!? 和菓子に込められた様々な想いや謎に迫る、美味しいお仕事ミステリー第三弾。(光文社ウェブサイトより)

4位『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ[著](中央公論新社)

5位『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光[著](新潮社)

6位『コンビニ兄弟3-テンダネス門司港こがね村店-』町田そのこ[著](新潮社)

7位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)

8位『正欲』朝井リョウ[著](新潮社)

9位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

10位『アルゴノゥト後章 英雄運命 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚』大森藤ノ[著](SBクリエイティブ)

〈文庫ランキング 9月5日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年9月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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