「VIVANT」最終回間近 話題沸騰の「別班」を追った衝撃レポートがベストセラー1位に[新書ベストセラー]

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 9月12日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』が獲得した。
 第2位は『裁判官の爆笑お言葉集』。第3位は『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』となった。

 1位の『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』。TBS系ドラマ「VIVANT」で話題沸騰の情報部隊「別班」の実体に迫った一冊。同書は同ドラマの参考文献としてあげられており、2018年に刊行された新書だが注目が集まり大増刷。ドラマの盛り上がりとともに先週4位からジャンプアップし1位となった。「VIVANT」は17日に最終回を迎えるが数多くの謎が残されている。同書を参考に物語の背景を考察してみてはいかがだろう。

1位『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』石井暁[著](講談社)

TBS系日曜劇場VIVANTで話題沸騰!帝国陸軍から自衛隊に引き継がれた“負の遺伝子”とは?日本が保持する「戦力」の最大タブーとは?――身分を偽装した自衛官が国内外でスパイ活動を行う、陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊「別班」に迫った日本で唯一の書!別班と三島由紀夫の接点、別班と米軍の関係、海外の展開先、偽装工作の手法、別班員になるための試験問題……災害派遣に象徴される自衛隊の“陽”とは正反対の“陰”の実体!(講談社ウェブサイトより)

2位『裁判官の爆笑お言葉集』長嶺超輝[著](幻冬舎)

「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井むつみ[著]秋田喜美[著](中央公論新社)

日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか?子どもはいかにしてことばを覚えるのか?巨大システムの言語の起源とは?ヒトとAIや動物の違いは?言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)

5位『ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音』手嶋龍一[著]佐藤優[著](中央公論新社)

6位『老い方、死に方』養老孟司[著](PHP研究所)

7位『「発達障害」と間違われる子どもたち』成田奈緒子[著](青春出版社)

8位『世界はなぜ地獄になるのか』橘玲[著](小学館)

9位『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』内田樹[著]白井聡[著](朝日新聞出版)

10位『問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界』エマニュエル・トッド[著]池上彰[著]大野舞[通訳](朝日新聞出版)

〈新書ランキング 9月12日トーハン調べ〉

新潮社 週刊新潮
2023年9月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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