調理も後片付けも簡単！　牛肉のおいしさをストレートに味わえる「こねないハンバーグ」の作り方

つなぎなしの牛100%ハンバーグ

　フレンチをベースにした家庭料理を得意とする料理研究家の上田淳子さんが、なにかと忙しい年の瀬にささっと作れる一人分のレシピをお届けします。

　双子の息子さんが独立され、一人分の料理を作ることに向き合あうなかで、フランスで知り合ったマダムたちの合理的な食事作りを思い出したそう。そんな経験から生まれたのが、日本の食材で気負わず一人分が作れるレシピ集『フランスの台所から学ぶ　大人のミニマルレシピ』（世界文化社）です。

　今回はその中から年末におすすめのレシピをご紹介します。

忙しい年末は、簡単で後片付けもラクな料理を

　この時期、お仕事のメールや電話で「年内にお願いします」というひと言がよく添えられます。できればここまでは終わらせたいという気持ち、私もよくわかります。

　同時に忘年会のお誘いなども多く、コロナ禍でなかなか会えなかった友人との再会がうれしく、ついつい予定も詰め込みがち。

　外での食事が増える分、できれば家では手作りしたものが食べたくなります。もちろん調理も後片付けも簡単に済ませたいですよね。そんなときはつなぎなしの牛100%ハンバーグはいかがですか。

パックから手に取って軽く形作るだけでOK

■作り方

・付け合わせを作る

1）じゃがいもは皮ごと洗ってラップで包み、柔らかくなるまで電子レンジで加熱し、そのまま粗熱を取る。

2）ラップごと手のひらで押さえて軽くつぶし、フライパンにサラダ油小さじ1を熱して両面をこんがり焼き、皿に盛って塩、こしょう各少量をふる。

・ハンバーグを焼く

3）牛赤身ひき肉はパックのまま、塩ひとつまみ、こしょう少量をふり、ふった面が下になるように手に取って裏面にも塩ひとつまみ、こしょう少量をふって軽く形をととのえる。

4）フライパンに残りのサラダ油を熱し、3を片面2分ずつを目安にこんがり焼き、2に盛ってクレソンとマスタードを添える。

手に取って軽くととのえるだけで、すぐにフライパンへ。練らないのでボウルも不要です。