足が冷えて死にそう…夜眠ることもできない人に試してほしい タオル一枚で「寝ながらできる」方法

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体調不良の原因は冷え性かも……(画像はイメージ)

「なんだか最近ずっと疲れている気がする」「病院に行って診てもらったけど、イマイチ良くならない」「モチベーションが上がらない」…などといった体の不調を感じる人も多いのではないでしょうか? その原因、冷え性にあるかもしれません。

 特に秋から冬にかけて、冷えによる体の不調も目立ち始めます。ある調査によると女性6割強(男性と合わせても4割)の人が冷え症に悩んでいるそうです。
※冷え性に関するアンケート調査「マイボイスコム(株)」調べ

 冷えに悩む人の多くが、体の中でも特に「足」に冷えを感じるといわれています。

 ボディバランス整体師として、これまで約20年にわたって延べ約8万人への施術、指導を行ってきた『不調を解消する すごい足温め』(監修:白澤卓二)の著者である吉田佳代さんは、お客さまから「足が冷えて眠れない」など、深刻な相談を受けることも少なくないといいます。中には、現役のお医者さまもいらっしゃるとのこと。

 では、どうして足が冷えるのでしょうか?

 体の末端である足が冷えるのは、

・熱量が足りず、血液が冷える
・血液が足りない

 などの点が主な理由として挙げられます。

「熱が足りない」と脳が働きかけ、内臓の温度を下げないようにするために血液が内臓部分に集中してしまいます。その結果、足元まで熱がいきわたらず、冷えるのです。

 さらに、足の冷えは肩こり、腰痛、風邪、むくみ、不眠症、ニキビ、くすみなど多くの不調の原因にもなります。また意外ですが、薄毛や抜け毛の原因になるとの説も。

 冷えをなくすには、体を温めるしか方法はありませんが、だからといってエアコンやこたつなどの暖房器具に頼ったり、保温性の高い衣類を身に付けたりするだけでは、根本的な原因の解決にはなりません。体を芯から温め、さらにそれを維持するには「足を温める」以外に、方法はないといってもよいでしょう。

タオルを使う乾布摩擦で、血流促進


乾布摩擦の仕方 足指の場合

 乾布摩擦とは、皮膚を鍛える方法の一つとして知られています。皮膚を刺激することで血流がよくなり、その結果として足が温まるのです。やり方も簡単で、自宅にあるフェイスタオルで土踏まずと足指をこするだけ。皮膚の体温調節機能が高まり、毎日続ければ冷え性が改善されるなど効果は抜群とされています。

■足指の場合
(1)仰向けに寝て片足を上げ、タオルを親指にひっかけます。
(2)タオルの両端を持ち、交互に手前に引いてこすります。
(3)ほかの指もひとつずつ乾布摩擦します。全体で1~2分ほどかけて行うのが目安です。すべての指が終わったら、反対側の足も同様に行いましょう。(両脚合わせて5分程度が目安)


乾布摩擦の仕方 足裏の場合

■足裏の場合
(1)仰向けに寝て片足を上げ、足裏(土踏まずの部分)にタオルが当たるようにひっかけて下さい。
(2)タオルの両端を持ち、交互に手前に引いてこすります。これを1~2分ほどかけて行います。終わったら、反対側の足も同様に行いましょう。(両脚合わせて5分程度が目安)
※難しければ、イスに座って行うのもOKです。

 どちらも合わせて5分と、毎日続けるのにもぴったりです。
 スキマ時間などに、ぜひ取り入れてみて下さい。

 足温めを通して「より体の不調を改善させたい」、「効果を実感したい」という人は、この機会にぜひ取り組んで、習慣化させてみてはいかがでしょうか?

吉田佳代
株式会社カバーリング代表取締役吉田佳代ボディケアビューティクリニック代表ジャパンスタイルヘルスケア協会代表日本手技療法士認定協会公認手技療法士整体師体幹ストレッチインストラクターAIASオーストラリア国家資格ビューティーセラピスト。自然医学の理論と健康・美容技能の解析と応用を学び、骨・筋肉・経絡・経穴・リンパのすべてからアプローチした独自の足ツボ療法および、全身オイル整体技術を開発。延べ約8万人の施術および指導実績をもつ。医師、看護師ほか、医療関係者も足しげく通う。サロンのプロデュースおよびコンサルティングも手掛け、整骨院、整体院、エステ店へのプロ向け技術指導も行うほか、健康美容商材の監修やプロデュースにも携わる。テレビ、雑誌などメディア出演も多数。著書多数。

あさ出版
2024年1月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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