佐伯泰英 文庫時代小説300冊を突破 累計発行部数7800万部超! 重岡大毅主演映画も公開の『ある閉ざされた雪の山荘で』も売れている[文庫ベストセラー]

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 1月16日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『陰流苗木 芋洗河岸(1)』が獲得した。
 第2位は『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』。第3位は『ある閉ざされた雪の山荘で』となった。

 1位と2位は佐伯泰英さんの作品。両作品とも佐伯さんの文庫書き下ろし時代小説300冊突破記念作とされている。佐伯さんは1999年に刊行した『密命 見参!寒月霞斬り』(祥伝社)を機に、25年間にわたり300冊の時代小説を手掛けてきた。累計発行部数は2023年末で7840余万部に達しているという(佐伯通信より)。

 3位の『ある閉ざされた雪の山荘で』は1992年に東野さんが発表したミステリ小説。殺人事件をテーマにした芝居の練習を名目に山荘に集められた7人の役者。そこで起こる出来事は果たして芝居なのか、事件なのか? 1月12日より映画版の公開がはじまり注目が集まっている。映画は公開から3日間で動員15万人、興行収入2億1900万円を超え、大ヒットスタートとなっている(興行通信社調べ)。

1位『陰流苗木 芋洗河岸(1)』佐伯泰英[著](光文社)

神田明神下にある一口長屋に、妻子連れの侍が流れ着く。藩を食いつめ美濃を出てきた、その名は小此木善次郎。職業なし、金もなし、どこかとぼけたこの侍、じつは剣の達人と知れる。親切な住人や大家が揃う一口長屋に溶け込む一家だったが、長屋には隠された秘密があると知れ、善次郎はやがてその秘密の渦に巻き込まれていく――。手に汗握る新シリーズ開幕!(光文社ウェブサイトより)

2位『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

江戸の人気者が帰ってきた!記念書き下ろし文庫書き下ろし時代小説、めでたく300冊に到達した記念の一作として、人気者の「酔いどれ小籐次」が帰ってきました!お伊勢参りが流行する中、江戸は三十間堀の小さな町道場がのっとりの危機にあっている。道場主とその孫娘の窮地を救うため、18歳の駿太郎は名を秘して入門する。たくましく賢く成長した息子を見守り、隠居を考える小籐次だったが-―あの「鼠小僧」も再び登場!?恋と勝負と涙の感動作。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾[著](講談社)

1度限りの大トリック!劇中の殺人は真実か?俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか? 驚愕の終幕が読者を待っている!(講談社ウェブサイトより)

4位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾[著](光文社)

5位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』汐見夏衛[著](スターツ出版)

6位『86-エイティシックス-Ep.13 -ディア・ハンター-』安里アサト[著](KADOKAWA)

7位『外科医、島へ 泣くな研修医6』中山祐次郎[著](幻冬舎)

8位『陰からの一撃 警視庁追跡捜査係』堂場瞬一[著](角川春樹事務所)

9位『口入屋用心棒 50 殺し屋の的』鈴木英治[著](双葉社)

10位『奔流の海』伊岡瞬[著](文藝春秋)

〈文庫ランキング 1月16日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年1月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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