磯田道史×浅田次郎・養老孟司・半藤一利・杏etc 日本史の謎を「達人」たちと語り尽くした一冊に注目[新書ベストセラー]

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 1月30日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『話す力 心をつかむ44のヒント』が獲得した。
 第2位は『メンタル脳』。第3位は『磯田道史と日本史を語ろう』となった。

 3位の『磯田道史と日本史を語ろう』は歴史家の磯田道史さんの対談集。磯田さんは同書のまえがきで《私一人ではわからない日本史の謎が多くある》と述べ、今作は各界の専門家とともに日本史の謎を語り尽くした一冊であると紹介。堺屋太一さん、小和田哲男さん、本郷和人さんとは信長について語り、徳川家第十九代当主・徳川家広さんとは家康について語り、作家の浅田次郎さんとは新選組「最後の大物」について語る。その他にも、俳優の杏さん、養老孟司さん、半藤一利さんらとの貴重な語りも収録されている。また阿川佐和子さんとの対談では磯田さん自身の来歴が語られる。縦横無尽に話題は広がり、歴史のみならず科学や哲学、人間の生き方にまで思いを馳せる一冊となっている。

1位『話す力 心をつかむ44のヒント』阿川佐和子[著](文藝春秋)

日本人だからこその会話の妙や楽しみ方はあるはず――。初対面の相手との会話から、認知症の親の介護や家庭円満の秘訣、会議や会食まで。インタビュアーを三十年以上続けているアガワが披露するとっておきのエピソードとコミュニケーション術。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン[著]マッツ・ヴェンブラード[著]久山葉子[訳](新潮社)

「史上最悪のメンタル」と言われる現代人。とりわけ若年層の心の問題は世界的に深刻だ。ユニセフが警告を発し、アメリカ政府は「国家的危機」とまで言及、日本でも高校生の30%、中学生の24%、小学4~6年生の15%が中等度以上のうつ症状を訴えているとの調査結果もある。脳科学からメンタルの問題を解説した世界的ベストセラー『ストレス脳』をあらゆる世代向けに、わかりやすくコンパクトにした〈心の取説(トリセツ)〉。(新潮社ウェブサイトより)

3位『磯田道史と日本史を語ろう』磯田道史[著](文藝春秋)

日本史を語らせたら当代一! 磯田道史が、半藤一利、阿川佐和子、浅田次郎、養老孟司ほか、各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くす。最新科学で探る日本人の起源から、歴史上のリーダーたちの品定め、弥生式土器を自作した少年時代を語った「磯田道史ができるまで」など、歴史好きなら参加したくなる歴史談義。目からウロコの連続です。(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

4位『うまく老いる 楽しげに90歳の壁を乗り越えるコツ』樋口恵子[著]和田秀樹[著](講談社)

5位『世界のニュースを日本人は何も知らない5 -なんでもありの時代に暴れまわる人々-』谷本真由美[著](ワニブックス)

6位『大常識』百田尚樹[著](新潮社)

7位『グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話』池上彰[著]佐藤優[著](中央公論新社)

8位『「むなしさ」の味わい方』きたやまおさむ[著](岩波書店)

9位『世界は経営でできている』岩尾俊兵[著](講談社)

10位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)

〈新書ランキング 1月30日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年2月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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