【児童書】『しあわせなクレヨン』丸山陽子作（ＢＬ出版）

　「どんな子の　クレヨンになるのかな」と、お店で心待ちにしていたクレヨンを買ってくれたルーカスは木、花、海やハロウィーンなどの絵を次々に描いていく。

　きみどりいろ、みずいろ、オレンジやあか…使われたクレヨンは短くなって、とてもうれしそう。ただ、一本だけ一度も使われていないクレヨンがあった。しかも、ほかの色が短くなったため、フリーマーケットで売れなければ捨てられることに。そんなクレヨンたちの前に現れたのは－。愛らしく魅力的な絵、物語も心にしみる。

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