『今日もゆるっとひとり飲み』
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【気になる!】コミック『今日もゆるっとひとり飲み』山本あり著
[レビュアー] 産経新聞社
締め切りから解放された漫画家の著者が、ひとり飲みを堪能するコミックエッセー。誰にも気兼ねせず、好きなものを好きなタイミングで食べるのがひとり飲みの醍醐味(だいごみ)。立ち飲みにバル、焼き鳥、締めのラーメン…。多種多様な飲みのスタイルが楽しい。酒とつまみはどれもおいしそうだ。
そんな著者も、かつて飲みは友達とのおしゃべりを楽しむものと思っていたという。本書は「粋なひとり飲み」を目指す女性の成長記録でもある。コロナ禍に伴う緊急事態宣言で飲食店の営業時間が短くなり、「夜が長い…」と痛感する話も納得がいく。(幻冬舎コミックス・1320円)