『モノノ怪 執』カバー絵を担当した”神絵師”おくさんのメールインタビューをお届け! 伝説的人気キャラクター薬売りをどんな風に描いたのか、その創作意図に迫る!

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モノノ怪 執

『モノノ怪 執』

著者
仁木 英之 [著]
出版社
KADOKAWA
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784041121641
発売日
2022/06/10
価格
726円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『モノノ怪 執』カバー絵を担当した\"神絵師\"おくさんのメールインタビューをお届け! 伝説的人気キャラクター薬売りをどんな風に描いたのか、その創作意図に迫る!

[文] カドブン

文・構成/編集部

■【祝!発売日に大重版!】
大人気イラストレーターおくさんが語る、伝説的アニメ『モノノ怪』スピンオフ小説カバーの創作秘話!

放送から15年経った今でも、ノイタミナ全70作中第1位(※「あなたが選ぶ思い出の3作品」2005年―2009年制作部門1位)を誇るアニメ『モノノ怪』のスピンオフ小説『モノノ怪 執』が角川文庫より発売されました。アニメ『モノノ怪』の中村健治監督が、本文もカバー絵も監修した『モノノケ怪 執』。
その世界観を踏襲し、新たな”薬売り”像を生み出したおく(@2964_KO)さん。今回の文庫カバーを手掛けるにあたって大切にしたこととは――。

モノノ怪 執 著者 仁木英之
モノノ怪 執 著者 仁木英之

▼『モノノ怪 執』発売!謎多き薬売りの物語・全6話の登場人物・内容紹介はこちら
https://kadobun.jp/feature/readings/61e0di5ocbcw.html

▼アニメ『モノノ怪』の、初のスピンオフ小説『モノノ怪 執』が遂に発売! 著者・仁木英之インタビュー!
https://www.bookbang.jp/review/article/734915

■イラストレーター・おくさんインタビュー

――この度は『モノノ怪 執』のカバーを手掛けていただきありがとうございました!
今回、この文庫カバーのお話が来た時にどのように思われましたか?

おく:こちらこそ、この度は貴重なご機会を頂きありがとうございます。
文庫カバーのお話とほぼ同時期にモノノ怪十五周年記念企画のお話も来まして、突然の情報に歓喜の意を通り越して頭を抱えていた覚えがあります。

――今回、カバー絵が薬売りさんになりましたが、その構図にお決めになった経緯を教えてください。

おく:ラフ案を、①原作のDVDカバーを意識したデザイン②ホラー小説の表紙を意識したデザイン③自分の手癖が顕著に出たデザイン――の三通りに分けて提出したところ、③が良いとなったので今回のような構図になりました。個人的には①か②が選ばれると思っていたのですが、確かに、③が最も「スピンオフ」らしさがあるかもしれません。

――薬売りさんを描くにあたって、注意なさったところはどんな部分でしょうか。

おく:顔面周りです。自分の絵柄そのままだと本当に癖っけがあるので、可能な範囲で原作の絵柄に寄せてかつ違和感の生じないよう、心掛けました。

――色味はすぐに決まりましたか? どのような思いをこめられましたか?

おく:あの黄味な感じは自分がよく用いる色味なので、比較的早く決まりました。

――アニメでお好きな回とその理由を教えてください。

おく:どの回も好きなのですが、強いて選ぶなら海坊主回が一番好きです。船内の立体的な構造、色調と細かな装飾が、初めて観た時とても衝撃的でした。

――今回の『モノノ怪 執』で、おくさんが描いてみたいと思われたシーンなどございましたら教えてください。

おく:自分が描いてみたいというよりは、映像で観てみたいといった念の方が多分に強いのですが、【第五話 饕餮の197pあたり】の戦場に立つ薬売りのシーンです。

――お好きな甲冑を教えてください。

おく:かなりざっくりとですが、平安後期〜南北朝時代辺りの重厚な甲冑が特に好きです。

――好きな音楽や映画なども、可能な範囲で教えてください。

おく:最近、志方あきこさんや天地雅楽さんの曲をよく聴きます。

――ありがとうございました。

■プロフィール

『モノノ怪 執』カバー絵を担当した"神絵師"おくさんのメールインタビューを...
『モノノ怪 執』カバー絵を担当した”神絵師”おくさんのメールインタビューを…

■おく

絵描き。2000年生まれ。2022年、フルカラーコミック『SAMURA』をKADOKAWAから発売。TwitterURL:https://twitter.com/2964_ko Twitterアカウント:@2964_KO

■作品紹介・あらすじ
仁木英之『モノノ怪 執』

『モノノ怪 執』カバー絵を担当した"神絵師"おくさんのメールインタビューを...
『モノノ怪 執』カバー絵を担当した”神絵師”おくさんのメールインタビューを…

モノノ怪 執
著者 仁木英之
定価: 726円(本体660円+税)
発売日:2022年06月10日

斬新な世界観で多くのファンを魅了した『モノノ怪』の世界が小説で蘇る
15年経った今でもノイタミナ全70作中第1位(※「あなたが選ぶ思い出の3作品」2005年―2009年制作部門1位)という人気を誇る和製ホラーアニメ作品『モノノ怪』。その作品世界を踏襲したスピンオフ小説を「僕僕先生」「黄泉坂案内人」 シリーズで人気の仁木英之が書下ろす。
猪苗代湖畔の天守に夜になると現れる姫、深川の長屋住まいのつくり花師を取り込んだ妖狐、古戦場に現れる獰猛な妖怪、本郷前田藩の屋敷近くに出る顔をはぐ怪物など、モノノ怪あるところに現れる妖しき薬売り。「形」「真」「理」の3つが揃うとき、薬売りの持つ”退魔の剣”の封印が解かれ、モノノ怪を斬る! 斬新な世界観で多くのファンを魅了した和製ホラーアニメ『モノノ怪』に登場する謎多き薬売りのスピンオフ小説、全6話。帯推薦文は、中村健治監督!      
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000589/

■『モノノ怪 執』発売!謎多き薬売りの物語・全6話の登場人物・内容紹介

『モノノ怪 執』カバー絵を担当した"神絵師"おくさんのメールインタビューを...
『モノノ怪 執』カバー絵を担当した”神絵師”おくさんのメールインタビューを…

https://kadobun.jp/feature/readings/61e0di5ocbcw.html

■アニメ『モノノ怪』の、初のスピンオフ小説『モノノ怪 執』が遂に発売! 著者・仁木英之インタビュー!

『モノノ怪 執』カバー絵を担当した"神絵師"おくさんのメールインタビューを...
『モノノ怪 執』カバー絵を担当した”神絵師”おくさんのメールインタビューを…

https://kadobun.jp/feature/interview/entry-46072.html

KADOKAWA カドブン
2022年06月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

KADOKAWA

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