長崎次郎書店「怪物園」【書店員レビュー】

たくさんの怪物たちをのせて長い旅をつづける「怪物園」。
ある静かな夜。怪物園がうとうとしているすきに、あいていた玄関口から怪物たちが外の世界へと抜け出しました。
街までやってきた怪物たちは行進をはじめ、人びとは怪物を恐れて家の中へと逃げこみます。
街の中で何日も行進をつづける怪物たちのおかげで、家の中で暇を持て余す子どもたち。そこで、子どもたちは空想の旅に出かけることを思いつきます。

空想と現実を行き来する不思議な世界。物語を通して、想像することの素晴らしさやおもしろさを身体いっぱいに感じさせてくれます。

junaidaさんの画はもちろん、細部までたいへん美しい佇まい。読み終えるまでに何度感動したことか…。ぜひお手に取り、さまざまな視点でお楽しみください。

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