サイバーセキュリティーの専門家が戦況を分析。ウクライナがロシアのサイバー攻撃に耐え抜いている理由を解き明かす。ウクライナ支援国への妨害や台湾有事の可能性を踏まえ、日本がすべきことも提言する。
サイバー戦争はインターネット上で行われると思っていたが、ロシア軍は占領地域でサイバー攻撃と通信事業者社員への暴力を組み合わせているという。社員から技術の詳細を聞き出すためだ。通信インフラを乗っ取られ、情報を操作されると、住民は祖国が抵抗を続けているかどうかすら分からなくなる。通信の重要性を再認識させられた。(新潮新書・880円)

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2023年9月17日 掲載
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