誰のための、何のためのデジタルなのか?再考を迫る問題の本

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デジタル生存競争

『デジタル生存競争』

著者
ダグラス・ラシュコフ [著]/堺屋七左衛門 [訳]
出版社
ボイジャー
ジャンル
社会科学/社会
ISBN
9784866893129
発売日
2023/06/30
価格
2,200円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

誰のための、何のためのデジタルなのか?再考を迫る問題の本

デジタル技術は誰のための、何のためなのか、ダグラス・ラシュコフ氏は、著書「デジタル生存競争」で、デジタル社会の現状に警鐘を鳴らす。
週刊エコノミストの記者 北條一浩氏が、デジタル技術の本来の目的を再考する一冊であると評している。

 スマホの普及をはじめ、われわれの生活を飛躍的に便利にしたデジタル技術。しかし技術開発に伴う富は一部の億万長者だけのものになり、メディアもこれを批判できず、市場原理だけが勝ってしまう。そしていかに自分がこのデジタル資本主義下で生き残るかという思い込み=「マインドセット」に支配されて……。この厳しい現実に対し著者は、相互扶助を再び取り戻すことを訴える。誰のための、何のためのデジタルなのか? 再考を迫る問題の本。

理想書店
2023年10月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

ボイジャー

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