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- 孤独のすすめ
- 価格:814円(税込)
8月1日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』が獲得した。
第2位は『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』。第3位は『定年後 50歳からの生き方、終わり方』となった。
4位以下で注目は7位にランクインした五木寛之さんの『孤独のすすめ 人生後半の生き方』。元気な百歳の老人や孫に囲まれる老後。それだけが幸せでしょうか、と五木さんは問いかける。人生の後半は十人十色でよい、自分なりの豊かさを探す楽しみがあるはず、と説く。五木さんは新著『あなたの人生を、誰かと比べなくていい』(PHP研究所)でも「誰かに認められなくても、あなたは素晴らしい」と多様な生き方を推奨している。近年はSNSの隆盛で華やかな生活を披露する人たちを目にする機会も多い。しかし五木さんは「あなたが普通だと思っている日常こそ、素晴らしいあなたの物語なのです」と述べ、「承認欲求の罠」から自由になれる考え方を優しく包み込むような語り口で解説している。「SNS疲れ」などというワードが蔓延する現代において、五木さんの言葉は優しい癒やしとなることだろう。
■新書 ノンフィクションランキング
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- 儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇
- 価格:924円(税込)
1位『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』ケント・ギルバート[著](講談社)
日本人に「自虐史観のアホらしさ」を気づかせてくれたのはアメリカ人だった……ベストセラー連発、日本人より日本文化を深く知っているケント・ギルバートの新境地! 中国や韓国と上手に付き合うには、まず「自己中心主義」の大本たる儒教の本質を知り、そして日本は儒教国家でないことを認識すべし!!(講談社ウェブサイトより)
2位『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司[著](講談社)
日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。(略)本書が、その画期的な役目を担おう。(講談社ウェブサイトより抜粋)
3位『定年後 50歳からの生き方、終わり方』楠木新[著](中央公論新社)
自営業などを除けば誰もがいつか迎える定年。社会と密接に関わってきた人も、組織を離れてしまうと、仕事や仲間を失って孤立しかねない。お金や健康、時間のゆとりだけでは問題は解決しない。家族や地域社会との良好な関係も重要だ。第二の人生をどう充実させたらよいか。シニア社員、定年退職者、地域で活動する人たちへの取材を通じ、定年後に待ち受ける「現実」を明らかにし、真に豊かに生きるためのヒントを提示する。(中央公論新社ウェブサイトより)
4位『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一[著](中央公論新社)
5位『発達障害』岩波明[著](文藝春秋)
6位『知らないと恥をかく 世界の大問題(8) 自国ファーストの行き着く先』池上彰[著](KADOKAWA)
7位『孤独のすすめ 人生後半の生き方』五木寛之[著](中央公論新社)
8位『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』磯田道史[著](NHK出版)
9位『サイコパス』中野信子[著](文藝春秋)
10位『好きなことだけで生きていく。』堀江貴文[著](ポプラ社)
■新書 ノベルスランキング
1位『映画ノベライズ 銀魂』田中創[著]空知英秋[原作]福田雄一[脚本](集英社)
2位『十津川警部 日本遺産からの死の便り』西村京太郎[著](徳間書店)
3位『激闘太平洋1942(3)満州、最後の決戦』中岡潤一郎[著](電波社)
4位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)
5位『純白の少年は竜使いに娶られる』水無月さらら[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)
6位『鈍色の華』木原音瀬[著](リブレ)
7位『映画ノベライズ ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(1)』浜崎達也[著]荒木飛呂彦[原作]江良至[脚本](集英社)
8位『僕のヒーローアカデミア(2) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)
9位『腹黒天使と堕天悪魔』妃川螢[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)
10位『カフェ・ファンタジア』きたざわ尋子[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)
〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 8月1日トーハン調べ〉
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