魚喃キリコ原作の映画「南瓜とマヨネーズ」明日公開 女優・武田梨奈「今年一の恋愛映画」

映像化

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

映画「南瓜とマヨネーズ」
映画「南瓜とマヨネーズ」

 魚喃キリコ原作の映画「南瓜とマヨネーズ」が明日11日に公開される。

 冨永昌敬監督が臼田あさ美主演で実写映画化した「南瓜とマヨネーズ」は、臼田演じるツチダとミュージシャンを目指す青年せいいち、元恋人のハギオの三角関係を描いた作品。

 ライブハウスで働くツチダは、同棲中の恋人せいいちがミュージシャンになる夢を叶えるため、秘かにキャバクラで働き、客の一人と愛人契約を結んで生活を支えていた。そのことを知ったせいいちは、仕事もせずにダラダラと過ごす日常から心を入れ替えてまじめに働き始めるが、元恋人ハギオと再会したツチダは、ハギオとの関係にのめり込んでいく。恋人であるせいいち役を太賀、元恋人のハギオ役をオダギリジョーが演じる。そのほか清水くるみ、光石研らが出演。やくしまるえつこが音楽監修、劇中歌制作で参加している。

 各界の著名人からは、「痛々しい感情と愛情がじわじわと突き刺さりました。今年一の恋愛映画です」(女優・武田梨奈)、「臼田あさ美演じるだめっぷりはんぱない女と、臼田あさ美自身、いい女はんぱない成長ぶりに驚かされっぱなしの映画でありました!」(みうらじゅん)、「キャストが絶妙すぎて、これが漫画原作であることが不思議なくらいだ。むしろ、臼田あさ美のドキュメンタリー映画と言ってもいいくらい、彼女のすべてがリアルだった。」(映画監督・石川慶)などコメントが寄せられている。

 原作は1998年から1999年にかけて「CUTiE Comic」(宝島社)に掲載された恋愛漫画。1999年に宝島社から刊行後、2004年に祥伝社から復刊されている。著者の魚喃キリコは、1972年新潟県出身。1993年、日本デザイン専門学校在学中に描いた『hole』でデビュー。著書に『Water』『blue』『痛々しいラヴ』『strawberry shortcakes』などがある。2002年に『blue』が、2006年に『strawberry shortcakes』が映画化されている。

2017年11月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク