ビートたけし、稲垣吾郎に熱い助言「転機は進化している証拠。ありがたいと思ったほうがいい」[ゴロウ・デラックス]

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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ビートたけし
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 稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に17日、ビートたけしさん(70)が出演した。たけしさんは人生の転機を迎えた稲垣さんに「転機をありがたいと思ったほうがいい」とアドバイスを送った。

■又吉直樹から受けた刺激

この日の課題図書はたけしさん初の恋愛小説『アナログ』(新潮社)。連絡先も知らないままに愛を育む「アナログ」な男女の様子が描かれたプラトニックな恋愛小説だ。発売3週間で10万部を突破し、今も売上を伸ばし続けている。

 たけしさんはこれまでにも何冊も小説を出版しているが、今作は初めて「自分で書いた」という。これまではたけしさんが話したものを人にまとめさせていたが、売れ行きが悪く「又吉に追い抜かれて頭きちゃった」と芥川賞を受賞したピース・又吉直樹さんに刺激を受けたことも明かした。又吉さんの『火花』(文藝春秋)について「賞取るだけのことはある」「表現の仕方が文学」と絶賛しつつも「漫才のシーンは俺のほうがおもしろい」と笑った。

■不自由な恋愛のほうが「考えることが多くて面白い」

 今作では偶然出会った男女が恋に落ちるも連絡先を交換することなく、また会えることを期待し出会った喫茶店に通う様子が描かれる。たけしさんは現代の男女関係をこう分析する。

「ネットとかLINEとかを多用すると自分の時間がなくなる。対応してるだけで嫌になっちゃったり。自分の行動も相手の行動も規制されて、本当に自分の意志が反映されているのか?」

 それに対し昔の恋愛は、デートのときに連絡がつかないと、イラついたり、直接出向かなきゃ、と悩んだりしていたという。今は簡単に「ちょっといけなくなった」と連絡してしまえる状況だ。そんなあまりに簡便な関係よりも、多少不自由な付き合いのほうが「考えることが多くて面白い」と「アナログ」な男女関係を描いた理由を解説した。

 稲垣さんはバイオレンス映画のイメージが強いたけしさんが恋愛小説を書くことについて、びっくりしたと語るも、描かれたアナログな恋愛模様には「いいねえ」と頬を緩ませて共感をあらわしていた。

■たけしからゴロウへのアドバイス

 番組最後には人生の転機を迎えた稲垣さんに対し、たけしさんからアドバイスの言葉が贈られた。「あらゆる物は転機っていうか、人類だったら死ぬことなんだけど。遺伝子を残して消滅と生まれ変わるのを繰り返す。転機も同じだから、転機はいっぱいあったほうがいい」と熱く語るたけしさん。

 さらに「転機が色々あるっていうことは進化している証拠。ありがたいと思ったほうがいい。チャンスというか、また転機が来たっていい」と稲垣さんを励ます。「脱皮だと思ったらいい。蚕が繭から蚕蛾になっていく、羽化するまでの段階だと思えば、実に今いいとこ来てると思ったほうがいい」と助言すると、稲垣さんは「ありがとうございます。うれしいな」と感激した様子だった。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回の放送は11月23日。ゲストはお笑い芸人の竹若元博さん。課題図書は『家は自分の手でつくる。』(主婦の友社)。公式サイトでは予告動画を配信中。

Book Bang編集部
2017年11月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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