「MARCH合格レベル」に達した人工知能に負けない子供に育てるには? 数学者から教育への提言

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 3月13日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』が獲得した。
 第2位は『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』。第3位は『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』となった。

 4位以下で注目は6位にランクインした『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』。7年前『コンピュータが仕事を奪う』(日本経済新聞出版社)でAI社会の到来に警鐘を鳴らし一世を風靡した国立情報学研究所センター長新井紀子教授の最新著書だ。新井教授は人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」のディレクタを務め、そこでの研究の結果AIはセンター試験で偏差値57レベルにまで到達した。本書の帯にも「人工知能はすでにMARCH合格レベル」と衝撃的な文言が踊っている。一方で現代の子どもたちの読解力調査を行うことで衝撃的な事実もわかってきた。最新技術に興味のある人だけではなく、この先の子どもたちにどのような能力が必要なのかも示され、子育てにおいても参考となる一冊となっている。

1位『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』牧田善二[著](ダイヤモンド社)

ちまたの健康法はウソだらけ!生化学×最新医療データ×統計データから、医学的エビデンスに基づいた、本当に正しい食事法を1冊に網羅!カロリーと肥満は関係ない、脂肪は食べても太らない、運動は食後すぐがいい…他。肥満・老化・病気・長寿・集中力・疲労…「食の教養」は健康格差社会を生き抜く最強の武器だ!(ダイヤモンド社ウェブサイトより)

2位『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』田村耕太郎[著](朝日新聞出版)

社内の人間関係や争いにやきもきするのは、時間とエネルギーの無駄。人間の負の感情にとらわれず、淡々と成果を出す。それがグローバル人材の最低条件だ。人間関係に悩むすべてのサラリーマンにおくる画期的仕事論。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

3位『大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる』齋藤孝[著](SBクリエイティブ)

ベストセラー17万部突破の『語彙力こそが教養である』の著者・明治大学齋藤孝先生が、普段気になる「語彙力」を実践的に紹介(SBクリエイティブウェブサイトより)

4位『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽[著](幻冬舎)

5位『日本再興戦略』落合陽一[著](幻冬舎)

6位『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』新井紀子[著](東洋経済新報社)

7位『SHOE DOG(シュードッグ)』フィル・ナイト[著]大田黒奉之[訳](東洋経済新報社)

8位『運は操れる 望みどおりの人生を実現する最強の法則』DaiGo[著](マキノ出版)

9位『2000社の赤字会社を黒字にした 社長のノート』長谷川和廣[著](かんき出版)

10位『人を動かす 文庫版』D・カーネギー[著]山口博[訳](創元社)

〈単行本 ビジネス書ランキング 3月13日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年3月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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