第二の錦織圭はあらわれるのか? 松岡修造が断言「無理です。あの才能には二度と出会わない」[ゴロウ・デラックス]

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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TBS「ゴロウ・デラックス」公式サイトより

 稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に31日、元テニスプレーヤーの松岡修造さんが出演した。松岡さんがプロテニスプレーヤーの錦織圭選手のジュニア時代について言及した。

■錦織圭に何を教えたのか

 この日の課題図書は先週に引き続き、日本一熱い男として知られる松岡修造さんが書いた『弱さをさらけだす勇気』(講談社)。一見弱さとは無縁の松岡さんが自身の人生を振り返り、弱かった自分をさらけだし、それをどのように克服していったのかを明かした一冊だ。

 先週に引き続き松岡さんのこれまでの経歴を振り返りながら、松岡さんが考案した弱さを克服するメソッドが紹介された。そのなかで松岡さんが現役引退後の1998年からはじめた、明日の日本を担うテニスプレーヤーを育てる「修造チャレンジ」について語られた。同塾は今や世界のトッププレーヤーとなった錦織圭選手も輩出している。

 松岡さんは昔の錦織選手の印象を「シャイで表現力がなかった。自分が何をしたい、自分で考えてこうしたい」という部分がまったくなかったと語る。海外に出ると必ず必要とされる表現力が足りず、それがなぜ必要かもわかっていなかっただろうと推測する。しかし錦織選手が世界で戦うようになってからは、松岡さんがかねてより教えたことの重要性が身にしみて理解できたようで、「修造さんが言ってる意味がよくわかりました」と感謝の言葉を口にしていたことを明かした。

■第二の錦織圭はあらわれるのか

 20年目を迎えた「修造チャレンジ」から「第二の錦織選手は出てくるんですか」と稲垣さんは質問。しかし松岡さんは「錦織圭にはなるな、ですよね」と選手たちに指導しているという。「無理ですもん、あの才能は。二度と出会わない」と錦織選手ほどのテニスの才能を持つ選手はあらわれないと断言。そのうえで「僕がジュニア(の選手)に言うのは、彼のテニスの才能はすごかった、でも持ってないものはたくさんあった。人より努力する才能、体力の才能、才能はいろいろある。それを磨けば錦織圭のところまで行ける可能性はある」と別の才能を活かせとアドバイスするという。

■ナンバーワンよりオンリーワン

 しかし「それよりも一番大事なこと」があると松岡さんは語りだす。「才能を持ってない人はたくさんいる。でも才能を持ってる人より本気で頑張ってる人がいる」、そのうえで「じゃあ結果が出なかったり評価されなかったら、それは成功じゃないのか?、といつも思う」と世間的な成功の定義に疑問を呈する。松岡さん個人としては「そういうもの(頑張り)からものすごくエネルギーをもらうから、自分自身のチャンピオンになれ。一生懸命やってる人はチャンピオンに見える」と他人と成功を比べるのではなく、自分の納得するように頑張ることが大事だと熱く語った。その主張は稲垣さんの所属してたグループ、SMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞を連想させ、番組のテロップにも「No.1じゃなくOnly oneってことですね」とのメッセージが表示されていた。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58に放送中。次回の放送は9月6日。ゲストは朝吹真理子さん。課題図書は『TIMELESS』(新潮社)。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年9月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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