第160回芥川賞・直木賞の候補作が発表 古市憲寿や上田岳弘、森見登美彦など

文学賞・賞

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 17日(月)に第160回芥川龍之介賞と直木三十五賞の候補11作が発表された。

 芥川賞に、社会学者の古市憲寿さんによる初小説『平成くん、さようなら』が候補作に選ばれたほか、鴻池留衣さんの『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』、砂川文次さんの『戦場のレビヤタン』、高山羽根子さんの『居た場所』、3度目の選出となる上田岳弘さんの『ニムロッド』、2度目の選出となる町屋良平さんの『1R1分34秒』が候補となった。

 直木賞は、3度目の選出となる森見登美彦さんの『熱帯』、2度目の選出となる垣根涼介さんの『信長の原理』、深緑野分さんの『ベルリンは晴れているか』、初の選出となるの今村翔吾さんの『童の神』、真藤順丈さんの『宝島』が候補となった。

■第160回芥川龍之介賞(文芸誌)
上田岳弘『ニムロッド』(群像12月号)
鴻池留衣『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』(新潮9月号)
砂川文次『戦場のレビヤタン』(文學界12月号)
高山羽根子『居た場所』(文藝冬季号)
古市憲寿『平成くん、さようなら』(文學界9月号)
町屋良平『1R1分34秒』(新潮11月号)

■第160回直木三十五賞(出版社)
今村翔吾『童の神』(角川春樹事務所)
垣根涼介『信長の原理』(KADOKAWA)
真藤順丈『宝島』(講談社)
深緑野分『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)
森見登美彦『熱帯』(文藝春秋)

 選考会は来年1月16日に東京・築地の料亭「新喜楽」で行われ、同日中に受賞作の発表、受賞者の記者会見が予定されている。芥川賞の選考委員は、小川洋子さん、奥泉光さん、川上弘美さん、島田雅彦さん、高樹のぶ子さん、堀江敏幸さん、宮本輝さん、山田詠美さん、吉田修一さんの9名、直木賞の選考委員は、浅田次郎さん、伊集院静さん、北方謙三さん、桐野夏生さん、高村薫さん、林真理子さん、東野圭吾さん、宮城谷昌光さん、宮部みゆきさんの9名が務める。

 芥川賞・直木賞はどちらも昭和10年に制定。芥川賞は新聞・雑誌に発表された純文学短編作品が対象。主に新進作家に与えられる。直木賞は新聞・雑誌、単行本で発表された短編および長編の大衆文学作品を対象に優秀作を選定。主に新進・中堅作家が対象。

 前回の芥川賞は、田舎の中学校で巻き起こる不穏な日常を描いた高橋弘希さんの小説『送り火』(文藝春秋)が受賞。直木賞は、島本理生さんのミステリー小説『ファーストラヴ』(文藝春秋)が受賞している。

Book Bang編集部
2018年12月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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