田中角栄ブーム再び? 『田中角栄 100の言葉』が新書で登場[新書ベストセラー]

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 4月9日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』が獲得した。
 第2位は『妻のトリセツ』。第3位は『情報だけ武器にしろ。 お金や人脈、学歴はいらない!』となった。

 4位以下で注目は5位に初登場の『田中角栄 100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得』。2015年に単行本で刊行されたベストセラーの新書版。死後20年以上を経てもいまだに多くの人を惹き付ける田中角栄。強引で金権にまみれた政治姿勢には批判も多かったが、それ以上に現代の閉塞感を打破するために彼のようなリーダーシップを求める声も多い。角栄を一人称で描いた石原慎太郎氏の著書『天才』(幻冬舎)の影響もあり、2015年に発売された単行本版は80万部を突破している。3月27日に待望の新書版で発売でされはやくもランクインとなった。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『妻のトリセツ』黒川伊保子[編]著[著](講談社)

理不尽な妻との上手な付き合い方とは。女性脳の仕組みを知って戦略を立てよう! 妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。いつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す。人格を否定するような言葉をぶつけてくる。夫は怒りの弾丸に撃たれつづけ、抗う気さえ失ってしまう。夫からすれば甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、実はこれ、夫とのきずなを求める気持ちの強さゆえなのである(俄には信じ難いが)。本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」「妻から逃げたい」という世の夫たちが、家庭に平穏を取り戻すために必読の一冊でもある。(講談社ウェブサイトより)

3位『情報だけ武器にしろ。 お金や人脈、学歴はいらない!』堀江貴文[著](ポプラ社)

常識を捨て未来を見抜け!必要なことは誰も教えてくれない。自由な人生を選択していくためのアウトプット&インプット40の方法(ポプラ社ウェブサイトより)

4位『お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する』ジム・ロジャーズ[著]大野和基[訳](PHP研究所)

5位『田中角栄 100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得』別冊宝島編集部[編](宝島社)

6位『年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方』荻原博子[著](PHP研究所)

7位『自分が高齢になるということ』和田秀樹[著](新講社)

8位『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』吉田裕[著](中央公論新社)

9位『なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議』半藤一利[著](文藝春秋)

10位『国家と教養』藤原正彦[著](新潮社)

■新書 ノベルスランキング

1位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

2位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

3位『ぼくたちは勉強ができない 非日常の例題集』筒井大志[原作]はむばね[著](集英社)

4位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

5位『硫黄島航空戦線 覇者の戦塵1945』谷甲州[著](中央公論新社)

6位『十津川警部 郷愁のミステリー・レイルロード』西村京太郎[著](徳間書店)

7位『劇場版 ドラゴンボール超 ブロリー』鳥山明[原作]日下部匡俊[著](集英社)

8位『月神の愛でる花 雛鳥が微睡む庭』朝霞月子[著](幻冬舎コミックス発行/幻冬舎発売)

9位『覇権交代(3)ハイブリッド戦争』大石英司[著](中央公論新社)

10位『僕のヒーローアカデミア(1) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 4月9日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年4月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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