マンガ大賞2019が発表 大賞は篠原健太さんの『彼方のアストラ』

文学賞・賞

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 マンガ大賞2019が19日に発表され、大賞に篠原健太さんの『彼方のアストラ』(集英社)が選ばれた。

『彼方のアストラ』は、宇宙への渡航が日常的に行われるようになった近未来を舞台にしたSF作品。惑星キャンプと呼ばれる行事に参加した高校生たちが、謎の球体に飲み込まれ、地球から5012光年離れた宇宙空間に転移するという予想外の事態に直面する。危機的状況の中で幸運にも航行可能な宇宙船を見つけた一行は、5つの惑星を経由しながら地球への帰還を目指す。

 著者の篠原さんは、1974年生まれ。千葉県出身。2005年に「赤マルジャンプ」(WINTER号)に掲載された「レッサーパンダ・パペットショー」で漫画家デビュー。2007年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で「SKET DANCE」を連載。2016年から2017年まで「少年ジャンプ+」で「彼方のアストラ」を連載する。

 マンガ大賞は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞。前年の1月1日から12月31日までに発売された単行本のうち、最大巻数が8巻までのマンガ作品(過去にマンガ大賞を受賞した作品は除く)から、投票数の多い作品を大賞とする。

 2位以下は次の通り。

2位『ミステリと言う勿れ』田村由美[著]小学館
3位『ブルーピリオド』山口つばさ[著]講談社
4位『違国日記』ヤマシタトモコ[著]祥伝社
5位『サザンと彗星の少女』赤瀬由里子[著]リイド社
6位『北北西に曇と往け』入江亜季[著]KADOKAWA
7位『金剛寺さんは面倒臭い』とよ田みのる[著]小学館
8位『メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央理[著]KADOKAWA
9位『ハクメイとミコチ』樫木祐人[著]KADOKAWA
10位『凪のお暇』コナリミサト[著]秋田書店
11位『ダンジョン飯』九井諒子[著]KADOKAWA
12位『ゴールデンゴールド』堀尾省太[著]講談社
13位『1122』渡辺ペコ[著]講談社

Book Bang編集部
2019年3月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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