大石英司が描く「台湾・尖閣有事」　日本の潜水艦は尖閣を守れるのか？［ノベルスベストセラー］

　2月2日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ノベルス第1位は『呪術廻戦　逝く夏と還る秋』が獲得した。
　第2位は『呪術廻戦　夜明けのいばら道』。第3位は『鬼滅の刃　しあわせの花』となった。

　先週に引き続き、「呪術廻戦」外伝ノベルスが1位と2位を独占。3位4位5位6位には「鬼滅の刃」関連ノベルスが並んだ。少年マンガ発のノベルス以外で注目は10位にランクインした『東シナ海開戦（3） パンデミック』。軍事サスペンスの大家、大石英司さんの最新作だ。今作も現実の世界情勢に即した緊迫感あふれる軍事危機が描かれ、大石作品ではおなじみのキャラクターが活躍する。「東シナ海開戦」では中国による台湾侵攻を軸に、ウイルスを積んだ豪華客船、尖閣諸島をめぐる攻防が絡んでくる。大石さんは自身のブログで、今作でも描かれる中国海軍の対潜能力について言及し、中国海軍が潜水艦の増勢に消極的だったために、対潜能力が育っていないと喝破。そのため《仮に明日、尖閣沖で何かが起こったとして、日本がほんの5隻の潜水艦を尖閣周辺に配置したら、中国海軍は、たとえ制空権を取れたとしても、何も出来ません。》と分析し、ネット上で大きな話題となっていた。

1位『呪術廻戦　逝く夏と還る秋』芥見下々［原作］北國ばらっど［著］（集英社）

虎杖の死の直前から、交流会開始までの空白の物語が描かれる小説版が登場！　里桜高校での事件後、虎杖はある呪いに悩む少年と出会う。しかし、その呪いは倒しても倒しても蘇り、少年を苦しめる特殊な呪いだった！　順平を助けられなかった後悔から虎杖は自信を喪失していくが、そこで五条はある問いを投げかけ…　他にも虎杖と伏黒の秋葉原散策、五条と七海の北海道出張、真人とある老人の交流、伊地知のお仕事大公開と、大ボリュームでお届け！ （集英社ウェブサイトより）

2位『呪術廻戦　夜明けのいばら道』芥見下々［原作］北國ばらっど［著］（集英社）

八十八橋の事件後、街で買い物をしていた釘崎は、何やら馴れ馴れしい男に声をかけられる。男は芸能プロダクションに勤めているスカウトマンらしく、釘崎をスカウトしたいと言うのだ。しかし、男の正体は「言った言葉を信じさせる」という呪言を扱う呪詛師で！？　そして釘崎のピンチに駆けつけたのはこれまで接点の少なかった狗巻だった！　他にもメカ丸や真依の京都での任務や、東京校一年生がアミューズメント施設で遊び倒したり、五条・伊地知・家入の飲み会など5編を収録！（集英社ウェブサイトより）

3位『鬼滅の刃　しあわせの花』吾峠呼世晴［原作］矢島綾［著］（集英社）

立ち寄った村で婚礼に招待された炭治郎たち。禰豆子と同じくらいの年である花嫁の艶姿を見て、炭治郎は妹の倖せを思う。他、鬼殺隊の本編では語られなかった出来事が明らかに。　我妻善逸がはじめて鬼を斬ったその日の出来事とは。炭治郎、善逸、伊之助の『女難の相』とは。蝶屋敷の少女たち、アオイとカナヲのひそやかな一日の出来事とは。　そして大好評番外編『キメツ学園』のノベライズも。　吾峠先生完全監修、描きおろしイラストも多数収録。ファン必見の一冊になること間違いなし。（集英社ウェブサイトより）

4位『鬼滅の刃　風の道しるべ』吾峠呼世晴［原作］矢島綾［著］（集英社）

5位『鬼滅の刃　片羽の蝶』吾峠呼世晴［原作］矢島綾［著］（集英社）

6位『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ』吾峠呼世晴［原作］矢島綾［小説］ufotable［脚本］（集英社）

7位『約束のネバーランド　想い出のフィルムたち』白井カイウ［原作］七緒［小説］出水ぽすか［作画］（集英社）

8位『近鉄特急殺人事件』西村京太郎［著］（新潮社）

9位『約束のネバーランド　ノーマンからの手紙』白井カイウ［原作］七緒［小説］出水ぽすか［作画］（集英社）

10位『東シナ海開戦（3） パンデミック』大石英司［著］（中央公論新社）

〈ノベルスランキング　2月2日トーハン調べ〉