糖質中毒は薬物中毒に匹敵する 糖尿病専門医が語る糖質中毒の治し方がベストセラー[新書ベストセラー]

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 2月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『日本再生へ!「確かな実力」
暮らしを守り未来をひらく挑戦』が獲得した。
 第2位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』。第3位は『ヒトの壁』となった。

 4位以下で注目は7位にランクインした『糖質中毒 痩せられない本当の理由』。著者は糖尿病専門医の牧田善二医師。牧田医師は肥満の人がご飯やパン、麺類などの炭水化物が大好きな理由を、食い意地が張っているわけではなく、食べずにはいられない脳になっていると説く。そうした炭水化物=糖質を摂ることをやめられない「中毒」は糖尿病などの重篤な病気を呼び込む点や、本人が気づかないうちに重度の患者になっている点など、薬物中毒と変わらない深刻な「中毒」だと訴えている。同書では糖質中毒が引き起こす病気や弊害を示しながら、意思に頼らない効率的な中毒の治し方を解説している。

1位『日本再生へ!「確かな実力」 暮らしを守り未来をひらく挑戦』西田まこと[著]「確かな実力」取材班[著](潮出版社)

軽減税率の導入、新型コロナ対策、埼玉を日本再生の「先進地」へ!――西田まことが目指すポストコロナの日本社会とは!?(潮出版社ウェブサイトより)

2位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。この時期の過ごし方が、その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)

3位『ヒトの壁』養老孟司[著](新潮社)

病気はコロナだけじゃない。そして、死は誰にでも平等にやってくる。新型コロナウィルス禍と五輪、死の淵をのぞいた自身の心筋梗塞、愛猫まるの死――ヒトという生物であると実感し、2年間の体験からあらためて問い直す。人生そのものが、不要不急ではないか。それでも生きる価値はどこにあるのか。84歳の知性が考え抜いた、究極の人間論!「壁」シリーズ4年ぶり待望の最新刊。(新潮社ウェブサイトより)

4位『捨てない生きかた』五木寛之[著](マガジンハウス)

5位『今を生きるあなたへ』瀬戸内寂聴[著]瀬尾まなほ[著](SBクリエイティブ)

6位『寂聴 九十七歳の遺言』瀬戸内寂聴[著](朝日新聞出版)

7位『糖質中毒 痩せられない本当の理由』牧田善二[著](文藝春秋)

8位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

9位『激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972』池上彰[著]佐藤優[著](講談社)

10位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

〈新書ランキング 2月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年2月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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