栗山英樹「侍ジャパンの監督を任された私の使命なのだろう」WBCの裏側を綴った『栗山ノート2』で吐露[ノンフィクションベストセラー]

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 8月1日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『夜は猫といっしょ 5』が獲得した。
 第2位は『人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』。第3位は『漫画 君たちはどう生きるか』となった。

 4位以下で注目は4位にランクインした『栗山ノート2 世界一への軌跡』。前作『栗山ノート』(光文社)が11万部を突破した栗山英樹さんの著書第二弾。今作では2023年3月に優勝を果たしたワールドベースボールクラシックの裏側が明かされる。日本代表監督への就任要請を受けてから優勝するまで、栗山監督が書き留めていたノートを基に、自身で当時を振り返りながら検証をすすめる。栗山監督は中国の古典「四書五経」や「易経」、渋沢栄一の「論語と算盤」などから言葉を引き、自身の置かれた状況にあわせて解釈を繰り返す。栗山監督は同書のまえがきで、そうした言葉には《読むたびに新しい気付き》があり《日常に潤いや安らぎをもたらしてくれている》と解説。そして《私を励まし、勇気づけ、奮い立たせ、支えてくれた言葉をもう一度まとめて後世に伝えることは、侍ジャパンの監督を任された私の使命なのだろう》と綴っている。

1位『夜は猫といっしょ 5』キュルZ[著](KADOKAWA)

ぼくらは猫に生かされている。アニメseason2 YouTubeにて好評配信中!猫の不思議な生態を確かな筆致で描く大人気猫マンガ第5弾(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』長谷川敦[著](旬報社)

首都圏をつらぬき、流域に約1000万人が住む荒川は、人の手でつくられた川であることを知っていますか。かつて、荒ぶる川=荒川の流れを変えることで江戸の繁栄はうみだされ、たび重なる洪水から人々を守ってきました。川の歴史と流域の暮らしの変化をていねいに追いかけながら、地球温暖化が原因とされる近年の大規模な水害をどう防ぐかまで、荒川の過去・現在・未来を旅します。(旬報社ウェブサイトより)

3位『漫画 君たちはどう生きるか』吉野源三郎[原作]羽賀翔一[漫画](マガジンハウス)

人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初のマンガ化!(マガジンハウスウェブサイトより抜粋)

4位『栗山ノート2 世界一への軌跡』栗山英樹[著](光文社)

5位『ねえ、ぴよちゃん 9』青沼貴子[著](竹書房)

6位『VISION 夢を叶える逆算思考』三笘薫[著](双葉社)

7位『マンガ ぼけ日和』矢部太郎[著]長谷川嘉哉[原案](かんき出版)

8位『ほどよく忘れて生きていく 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』藤井英子[著](サンマーク出版)

9位『君たちはどう生きるか』吉野源三郎[著](マガジンハウス)

10位『黒猫ろんと暮らしたら5』AKR[著](KADOKAWA)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 8月1日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年8月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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