稲垣吾郎、新垣結衣出演映画も公開間近 朝井リョウ『正欲』に書店員「ネタバレしないで、まっさらな心で読んでもらいたい。そして一緒に自分の心の汚れについて話し合いたい!」[文庫ベストセラー]

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 10月31日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編10』が獲得した。
 第2位は『蘇れ、吉原 吉原裏同心(40)』。第3位は『正欲』となった。

 3位の『正欲』は朝井リョウさんが2021年に発表し物議を醸した小説。〈あらすじを簡単に書きたくない、作家が作った爆弾をそのまま、受け止めてほしい……〉との想いから、内容の公表は控えられている同作。未来屋書店 大日店の書店員・石坂華月さんは《多数派にいることでどこか安心している自分の腹黒さを晒された。突きつけられた問いに答えが出せないまま読了。一言一句漏らすことなく味わい尽くしたい。ネタバレしないで、まっさらな心で読んでもらいたい。そして一緒に自分の心の汚れについて話し合いたい!》と評している。累計発行部数は40万部を突破。

 同作は11月10日より映画版が公開される。映画には稲垣吾郎さん、新垣結衣さん、磯村勇斗さん、佐藤寛太さん、東野絢香さんらが出演。映画の公式サイトでは内容について《まったく共感できないかもしれない。驚愕を持って受け止めるかもしれない。もしくは、自身の姿を重ね合わせるかもしれない。それでも、誰ともつながれない、だからこそ誰かとつながりたい、とつながり合うことを希求する彼らのストーリーは、どうしたって降りられないこの世界で、生き延びるために大切なものを、強い衝撃や深い感動とともに提示する。》と紹介している。

1位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編10』衣笠彰梧[著](KADOKAWA)

3学期最初の試験は4クラスの攻防戦『生存と脱落の特別試験』!冬休みが終わり高度育成高校の3学期が始まった。直後に告知された『生存と脱落の特別試験』。4クラスがジャンル別課題を対戦クラスにぶつける攻防戦で、さらに1位以外はクラスポイントが減少する、まさに生き残り戦。「やっぱり、簡単には相手も乗ってくれないわよね……」「どういうつもりかな?弁明があるなら聞こうか」「彼の背中を誰より近くで見ているのですから、それくらいは成長して下さいますよね」「ギャンブルってのは良いもんだなぁ。適当にサイコロを振ってみるもんだ」「ダメ……それは悪い手……」大人気学園黙示録、過酷な3学期の幕が開く!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『蘇れ、吉原 吉原裏同心(40)』佐伯泰英[著](光文社)

寛政五年十一月、江戸を見舞った大火事の後、吉原に大勢の客が押し寄せる。その正体を巡り、会所八代目頭取四郎兵衛と一人二役の裏同心神守幹次郎は苦悩する。さらに困窮する切見世女郎らを救うため、幹次郎の密命を帯びた澄乃を、これまでにない危機が襲う!新たな敵が触手を伸ばす中、吉原を苦境から救い出そうとする廓の人々、それぞれの祈りが交差する。(光文社ウェブサイトより)

3位『正欲』朝井リョウ[著](新潮社)

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。(新潮社ウェブサイトより)

4位『探偵はもう、死んでいる。10』二語十[著](KADOKAWA)

5位『コーチ』堂場瞬一[著](東京創元社)

6位『吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ』知念実希人[著](実業之日本社)

7位『じい散歩』藤野千夜[著](双葉社)

8位『半沢直樹 アルルカンと道化師』池井戸潤[著](講談社)

9位『龍神と許嫁の赤い花印 三~追放された一族~』クレハ[著](スターツ出版)

10位『もう、聞こえない』誉田哲也[著](幻冬舎)

〈文庫ランキング 10月31日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年11月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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