2023年年間ベストセラー文芸書部門1位は『汝、星のごとく』 続編も週間ベストセラーに[文芸書ベストセラー]

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 12月5日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『続 窓ぎわのトットちゃん』が獲得した。
 第2位は『星を編む』。第3位は『思い出の屑籠』となった。

 2位にランクインした『星を編む』は凪良ゆうさんが2022年8月に発表し、2023年本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』(講談社)の続編。『汝、星のごとく』の登場人物たちの過去や後日談を描く三編のスピンオフが収録されている。前作『汝、星のごとく』もトーハンが12月1日に発表した「2023年 年間ベストセラー」の総合部門で3位、単行本文芸書部門で1位を獲得し、今年一番読まれた文芸書の栄冠を得ている。

1位『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子[著](講談社)

国民的ベストセラー、42年ぶり、待望の続編!国内で800万部、全世界で2500万部を突破した『窓ぎわのトットちゃん』。世界中で愛されている、あのトットちゃんが帰ってくる!泣いたり、笑ったり……トットの青春記。(講談社ウェブサイトより抜粋)

2位『星を編む』凪良ゆう[著](講談社)

花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった。ああ、そうか。わたしたちは幸せだったのかもしれないね。『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。(講談社ウェブサイトより)

3位『思い出の屑籠』佐藤愛子[著](中央公論新社)

著者が生まれてから小学校時代まで、両親、姉、時折姿を現す4人の異母兄、乳母、お手伝い、書生や居候、という大家族に囲まれた、甲子園に近い兵庫・西畑の時代を、思い出すままに綴る。『血脈』など、著者の自伝的作品では触れられることのなかった秘蔵のエピソードが満載。幼い「アイちゃん」目線で、“人生で最も幸福だった時代”の暮らしぶり、人間模様を活写する。(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『あなたが誰かを殺した』東野圭吾[著](講談社)

5位『出遅れテイマーのその日暮らし 11』棚架ユウ[著](マイクロマガジン社)

6位『すべての恋が終わるとしても -140字の恋の話-』冬野夜空[著](スターツ出版)

7位『転生したらスライムだった件 21』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

8位『還暦不行届』安野モヨコ[著](祥伝社)

9位『転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります 3』あやさくら[著](アース・スターエンターテイメント)

10位『このライトノベルがすごい! 2024』『このライトノベルがすごい!』編集部[編](宝島社)

〈文芸書ランキング 12月5日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年12月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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