寒い時期は活動量が減って太りやすいと思われがちですが、じつは冬は気温がぐっと低くなるので、体が体温を保てるよう盛んに熱産生を行い、夏よりエネルギー消費量が多くなります。
あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長の青木厚さんは、基礎代謝量を上げ、免疫力を高めるためにぜひ試していただきたい方法として、「COOLアタック」(感冷健康法)を提唱しています。青木医師は、「COOLアタックで基礎代謝量が上がり、血行がよくなると、体の機能のはたらきがよくなり、健康な体へと導くことができます。しかも肥満解消や美容効果など、見た目の若返りまでも叶えられ、糖尿病や高血圧の改善も期待できます」といいます。では、具体的にどのような方法なのでしょうか。その理論と具体的な実践方法を解説します。
※本稿は、青木厚『青木式 すごい感冷健康法』(新星出版社)の一部を再編集したものです。
※青木式COOLアタックとは、国内外の医学論文をもとに、民間療法、慣習などからヒントを得て独自に考案した健康法です。
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- 青木式 すごい「感冷」健康法 細胞の活性化が健康と若返りを同時に叶える
- 価格:1,540円(税込)
健康と若返りを同時に叶える「COOLアタック」
実は私、大変な虚弱体質でありました。内科医ということもあり、診療で患者さんから風邪をもらってしまい、月に一度は風邪をひき、そのため月の半分は体調が優れない状態が当たり前でした。風邪をひきやすいということは、免疫力が弱いという証拠。案の定、40歳のときには、“舌がん”を患いました。幸い適切な治療で一命はとりとめたものの、このままでは長生きはできないなと思いました。
「なんとか、体質改善をして免疫力を高め、健康な体を手に入れたい!」
この思いから国内外の医学論文を読みあさり、古くからある民間療法を見つめ直すなどして、出会ったのが16時間断食、そして「感冷健康法」(COOLアタック)でした。
COOLアタックのやり方は、水温20度前後のシャワーを、首から肩周辺に、20秒×3回(合計1分)当てるというもの。
この方法を始めてから半年後には体調を崩してもすぐに回復するようになり、その後、体調を崩すことはほとんどなくなりました。また、体調不良を感じない体になっただけでなく、見た目にも変化がありました。肌ツヤもよく、無駄な脂肪もついていない若々しい体になることができたのです。体重は10kg減りました。実際に私が自分の年齢を人に伝えると、驚かれることがしばしばです。
体に冷たい刺激を与えることで、基礎代謝量と免疫力を高めます。その効果はさまざまなところに及び、結果として若返りも叶うという究極のすごい健康法なのです。
青木厚(アオキアツシ)
医学博士。あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長。自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科などを経て、2015年、青木内科・リハビリテーション科(2019年に現名称に)を開設。糖尿病、高血圧、高脂血症、生活習慣病が専門。インスリン離脱やクスリを使わない治療に成功するなど成果を挙げている。自身も40歳のときに舌がんを患うも完治。本書の健康法を実践し、がんの再発を防いでいる。著書『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム刊)は40万部を超えるベストセラーとなる。
青木厚(あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長)/イメージ画像:Shutterstock/図版:香取杏子
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