長濱ねる「凄まじいドラマになっている」映像化不可能と言われた『十角館の殺人』実写版に出演　綾辻行人との対談番組も［文庫ベストセラー］

　4月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『薬屋のひとりごと 15』が獲得した。
　第2位は『変な家 文庫版』。第3位は『わたしの幸せな結婚 八』となった。

　4位以下で注目は7位にランクインした『十角館の殺人 ＜新装改訂版＞』。1987年に綾辻行人さんが発表し、ミステリ界に大きな衝撃を与えた傑作推理小説。風変わりな「館」を訪れたミステリ研究会の学生7人を連続殺人事件が襲う。日本に新本格ブームを巻き起こした金字塔的作品だ。2024年3月に刊行から35年を経て実写映像化され、動画配信サービスhuluで全5話が配信されている。原作者の綾辻行人さんとミステリ研究会のメンバーのひとりを演じた長濱ねるさんが、日本テレビ系で3月26日に放送された番組「実写化で話題！「十角館の殺人」原作者綾辻行人×長濱ねる　制作実現の舞台裏」で対談。綾辻さんは執筆秘話や裏話、長濱さんは出演が決まった際の想いや撮影時のエピソードなどを語っている。同番組はTverでも視聴できる。長濱さんは自身のInstagramに《原作ファンの方も初めての方も　楽しみにしていただきたいです。　凄まじいドラマになっていると思います……　参加させていただけて光栄だった》と綴っている。

1位『薬屋のひとりごと 15』日向夏［著］（イマジカインフォス）

TVアニメも大ヒット！シリーズ累計3300万部突破の原作最新刊は投薬実験と外科手術がカギに？ 禁書に記された名前とは？（イマジカインフォスウェブサイトより）

2位『変な家 文庫版』雨穴［著］（飛鳥新社）

2024年3月15日より映画公開！雨穴デビュー作『変な家』ついに文庫化！設計士栗原による「文庫版あとがき」も追加収録（飛鳥新社ウェブサイトより抜粋）

3位『わたしの幸せな結婚 八』顎木あくみ［著］（KADOKAWA）

清霞の過去と、美世と清霞の新たな生活の物語。珠玉の短編集五道佳斗の父に対異特務小隊に誘われていた学生時代の清霞。夢と任務の狭間で起きた事件とは……軍人として生きる清霞の原点と「土蜘蛛」との因縁が明らかに。さらに美世と清霞の新婚生活をえがいた短編を収録。（KADOKAWAウェブサイトより）

4位『ビブリア古書堂の事件手帖IV　～扉子たちと継がれる道～』三上延［著］（KADOKAWA）

5位『四月になれば彼女は』川村元気［著］（文藝春秋）

6位『未だ謎 芋洗河岸(3)』佐伯泰英［著］（光文社）

7位『十角館の殺人 ＜新装改訂版＞』綾辻行人［著］（講談社）

8位『龍神と許嫁の赤い花印 四～終わりを告げる百年の因縁～』クレハ［著］（スターツ出版）

9位『アルジャーノンに花束を〔新版〕』ダニエル・キイス［著］小尾芙佐［訳］（早川書房）

10位『幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下)』高田郁［著］（角川春樹事務所）

〈文庫ランキング　4月2日トーハン調べ〉