『豊じいのごきげん墨絵日記』
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『筆ペン一本で毎日が新鮮!豊じいのごきげん墨絵日記』本多豊國著
[レビュアー] 産経新聞社
墨絵画家の著者が、師匠の「人生の本番は60歳を過ぎてから」という教え通り、還暦で心躍らせ、始めたという墨絵日記。本書は72歳の昨年までに描いた800作から厳選約130作を収録した。
〈夏の青空を見て心がメラメラ〉〈ゴミを拾う若者に感謝〉〈桜の下で猫と大あくび〉〈東日本大震災 この日を忘れない〉〈苦しいときは「笑い飛ばすの」〉…。
季節の移ろい、人や生き物、自然、食などとの出会い、そこで得た“気づき”を筆ペンで絵と文章に。下描きなし、描き直しなし、笑いと涙、味わいにあふれた作品から人生のヒントがもらえそう。(河出書房新社・1300円+税)