『ツレがうつになりまして。』『イグアナの嫁』シリーズなどで知られる漫画家の著者は“ネガティブ思考クイーン”で自分を否定ばかりしていたが、落語の世界を知り〈希望が持てたというか、励まされた〉。
本書は、そんな経験をもとに描かれた落語のエッセー漫画。「芝浜」「まめだ」「寿限無」「七段目」などの名作古典落語を紹介し、落語の中の「愛すべきダメ人間」たちに「シアワセの招き方」を学ぶ。
「ツレコラム」で解説する著者の夫や、落語教室に通った息子も登場。家族で落語を楽しむのもオツだ。(細川貂々著、小学館・1200円+税)
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2018年9月23日 掲載
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